ジョン・ウィック
あらすじ的に暗そうだし後味も悪そうだと思っていたけど、凄腕の元殺し屋が復讐するだけの話で暗いとか後味とか関係なかった。私は何を構えていたんだろう。明るくもないしハッピーエンドでもないけど暗い気分になる事はなかったし、ジョンが皆に愛されてるのも微笑ましかった。優秀だから一目置かれて優遇されてるという設定なのかもしれないけど、ちょいちょい格好悪いから単なる愛されキャラにしか見えない。
殺陣は好みだし、滑らかに殺していって気持ちいい。けど、凄腕の殺し屋という割には、息切れを起こしてたり、肉弾戦になるとスマートさに欠けて格好悪い時がある。だから嫌だとかは無いんだけど、スマートなアクションでテンションが上がってる時にモタつかれると腰を折られる感じで。現役を引退して5年以上経ってるらしいから仕方ないんですかね。
こういう映画のお約束でもあるんだけど、「来いよジョン!武器なんか捨ててかかってこい!」の誘いに乗るの本当やめてほしい。オサレアクションの欠片もない単なる殴り合いを見せられても面白くないんだって。武器を捨てる所為で、優勢だった主人公がピンチになってダレるし。復讐が始まってからは見せ場の次にまた見せ場があるので、退屈になることなく楽しんで見れました。