チーム・バチスタシリーズ(ドラマ版)

『チーム・バチスタの栄光』
医療とミステリーの塩梅が良くて先が気になる。でも、関係者が心を開いたと思ったらまた閉ざす展開が多くて途中でダレる。終盤はお前ら全員面倒くせぇなと思いながら見ていた。

『ジェネラルルージュの沈黙』
救命病棟24時にミステリー要素が入った感じ。救命救急のドラマが好きなので救命パートは面白く観れた。ミステリーパートは救命パートと雰囲気が違っていて、終盤まで纏まりが無く、違うドラマを見させられている気分だった。1作目同様、田口の言葉で登場人物の心が救われる展開があるのだけど、毎回ゲストが出てくる今作でそれをやられるとさすがに鬱陶しい。

『アリアドネの弾丸』
医療ミステリーというよりも病院関係者が絡む2時間ドラマ系サスペンス。突如出てきた有名脇役の真犯人オーラが凄い。ガチの悪い人でもないのに必要以上の悪人演出は要らないと思う。

『螺鈿迷宮』
最初はまた2時間ドラマ系サスペンスで正直微妙と思っていたのに、最終的にミステリとは違う部分で重い話になって、何とも言えない後味になった。ミステリ部分がどうでもよくなる問いを投げかけて終わるんじゃないよ。