極限脱出シリーズ

ゼロエスケープ、感想。脱出パートはタッチ関連がクソ。タッチポイントがおかしいのは一部だけなんだけど、その一部の所為で、他の部分でも信用ができずにやたらタッチしなきゃならなくなった。ブラウザでやる脱出ゲームみたいに、クリックポイントを探す為にマウス連打みたいな真似を、まさかタッチでやる羽目になるとは思わなかった。ピンポイントタッチを要求するのもvita版では酷。他の部分は概ね良かった。メモも必要ないくらいパズルだらけの時があったのが残念。

シナリオ部分がムービーになった所為で、先に読み終わったセリフを飛ばせないのが不便。未読スキップを使えばある程度のセリフを飛ばせるけど、予想外に飛んだ場合は、いちいちログを見直さなきゃいけないのでより一層不便。シナリオが時系列バラバラの断片に分けられてるので、繋がりが分かりにくい。断片シナリオを見た後にチャートで時間軸確認を繰り返すのは面倒。繋がりを探すのも面倒になって、最終的には断片シナリオを潰していく作業になる。断片潰しの終わる終盤からスパートをかけられても、すぐに物語自体が終わってしまうので物足りなさを感じる。

デルタが何故あんなに歪んでしまったのかがわかれば良かった。でも、淳平が腐った理由みたいなレベルだったら目も当てられない。仕事で腐ってたけど惚れた女とキャッキャできたら回復しますとか、男が作ったキャラとは思えないレベルの恋愛脳で、正直、死ねとすら思った。

今回は茜様のお導きシナリオではなかったけど、血縁ではない茜様に何故かそっくりなデルタ様のお導きシナリオだった。999から「教祖様は神様です」を一貫してて凄いというか、シナリオライターはワケありな悟りキャラが好きなんだろうな。

極限脱出シリーズ

ゼロエスケープ9日目。全パート終了。シグマとダイアナはファイとゼロ(デルタ)の両親。ミラはエリックの母親を殺して、その事件の犯人にされたのが茜の父親。茜の父親が逮捕されて乗れなかったタクシーに、ショーン(人間)の手術をするはずだった医者が乗って事故死、その結果ショーンも死亡。冤罪の所為で両親を亡くした茜の色んな計画に巻き込まれたのが淳平。皆、それぞれ因縁がある。で、カルロスは?カルロスは誰と因縁があるの?

茜様とデルタの思考傾向が似てるなとか、息子がとんだキチになって両親どうするんだろうとか、後日談でミラは改心したみたいだけど、エリックが壊れてるのは変わらないんだよなとか、ショーンの頭部はずっとあのままなのかなとか、シボウデスとは歴史が変わっちゃってるけど、若いシグマの精神はちゃんと元の体に戻れるのかなとか、能力の酷いインフレだけでも引くのに、精神干渉まで出てきちゃって、もう初期の設定なんてあって無いようなもんだよなとか、色々な感想があるんだけど、カルロスの因縁が何も語られなかった所為で全て持っていかれました。数合わせっぽかった999の八代やシボウデスのアリスですら過去に何らかの因縁があったのに、カルロスときたら……。

エンジンがかかるまでが長かったけど、かかった後は勢いで突っ走れたし、残った謎や矛盾点、細かい部分は後日談のカルロスが幸せそうだからいっか、という感じです。シスコン拗らせた熱血変態野郎だけど。そういえば、シボウデスで茜様が着てたローブが999でニルスが着せられたローブと同じで、更にフリーザソウルのローブに似てた気がするのですが、その辺は何か裏設定があったりするんですかね。今作のシボウデスEDで、茜とフリーザソウルに何らかの繋がりができたっぽいのは察することができるのですが。

極限脱出シリーズ

ゼロエスケープ8日目。ずっと気になっていた、ゼロエスケープからシボウデスに続く歴史に茜と淳平がいる理由がわかった。トランスポーターで精神だけでなく体ごと歴史移動してきたんですね。なんだよそれ。カルロスもあの二人と同チームにされなければ、助けに来たのに文句を言われたりもしなかっただろうに。色んなことが分かってきたのに、ただただカルロスが不憫で可哀想。でもって、自分の理想の為に色んな歴史で人を死なせる茜様が、「一人の為に大勢を殺すなんて!」とゼロに怒る不思議。誰かのために他の誰かを犠牲にするとか、むしろ茜様のお家芸じゃないですか。……あ、茜様の場合は人間じゃなくて駒でしたね!駒というモノならいくら壊れても構いませんよね!

シグマとダイアナの子供がファイとデルタで、デルタ=ブラザー=ゼロ=画面に映らない人=Qだという事はわかったのですが、公式でも子供をQと紹介してるし、子供の事をQと呼んでるシーンがあった気がするんですよね。探すの面倒だからやらないけど。割と早い段階からQ(子供)は、ゲーム内で言われてるQではないんじゃないかと思ってたから、Qや子供について話すシーンでは意識してたし、勘違いではない……はずなんだけど。でもさすがに叙述トリック系のものを仕込んでおいて、そんな初歩的なミスはしないだろうから、私の勘違いなんだろうな。

フローチャートで同じ時間の断片シナリオが縦に並んでたし、ゼロの用意した小道具で正確な時間が分かるとは思っていなかったので、時間にズレがある事は予想できたけど、同じ部屋を使ってたのは気づかなかった。終盤でC区画にいたカルロスがしれっとD区画に来たのを見て混乱したくらいに別部屋だと思い込んでました。各チームが見つける強制終了ボックスが、チーム毎に段階を踏んで開けられてる状態で、確かに変な感じはしたんだけど、断片シナリオだから適当に抜き出した部分なんだろうと思ってた。悔しい。

極限脱出シリーズ

ゼロエスケープ7日目。シグマがQの事を知らなくて驚いた。シグマとファイが言ってた、Qチームにいる目と耳が云々の人というのは、あの子の事だと思っていたので。シグマ、ファイ、茜といった組織側の人物は素性を知ってるけど、理由があって隠してるもんだとばかり。という事は、やっぱりQチームにはもう一人いるのかな。で、その人が本物のQか。書斎で見たQの画像とステータスのQの画像が違うのも気になってたし、三竦みの時にQを入れたら本名で入力しろと言われ、ショーンを入れたら自殺はできないと言われ、そんな結果になるなら態々本名を入れろとか言うなよと思っていたけど、Qが別にいるなら納得がいく。

キャラの意にそぐわない行動を選ぶとキャラが極端に動揺したり、会話や人名入力の結果で変な部分が有ったり、叙述トリックものでは、明言されてはいないけど存在している人物がよくいるから、もしかしたら歴史やキャラに干渉できる第三者がいるのかな。で、それが目と耳が~と言われてた人だったりするんだろうか。でもなぁ……もしそうならちょっとずるいよなぁ……。

極限脱出シリーズ

ゼロエスケープ6日目。シグマが幼い頃にも歴史間を移動していたと言い出しました。お前、前作でそんな事全く言ってなかったやんけ。歴史を移動するなんて初めて!ビックリ!って、あれ全部嘘だったのかよ。飛ぶ前の記憶は無くなるって設定もどうしたんだよ。飛ぶ前の事を忘れないようにする為にシボウデスで訓練したんだろうが。ファイと一緒にいて、能力者同士の共鳴があってもかろうじて覚えてる程度なのに、小さい頃の、単品で飛んだ時の記憶なんてどうして覚えてるの?ライターは自分で作った設定も忘れちゃったの?茜と淳平も簡単に歴史間を移動するし、能力のインフレとか萎える事やめてほしい。

Qがショーンという少年をモデルにしたロボット集団だったことが判明しました。彼も歴史を飛んでるのかと思っていたのですが、どうやらそうではなかったみたいです。ロボットたちはみんな量子コンピューターとやらで思考を行う為、歴史間の出来事が把握できるとかなんとか。……大丈夫?今作の話、ちゃんと辻妻合わせられる?風呂敷畳める?ライターが書いてるうちにテンションあがっちゃって、謎の自分理論を盛り込んだ超展開になったりとかしない?なんかもう、色んなことが判明すればするほど不安しか出てこないんだけど。

ついに話が一本道になりました。次に見るパートを指定される様にもなって、いよいよ終盤らしい雰囲気です。盛り上がってきたのは良いのですが、本当、断片を見るだけのお仕事が長すぎた。勿体ない。