クリニカル

無駄に痛々しい。主人公の妄想オチかなと思わせておいて、実はそうじゃなかったというのはいいんだけど、もう少し伏線が欲しかった。患者がずっと演技をしていたという展開も、患者の言動に対して違和感が全く表現されてないから、父親の存在と繋がりようがない。バタバタと人が死んでいくのもショッキングとかより笑いが出た。あれは完全に流れ作業。

主人公は結局、あの状態だと精神を病んで人を殺しまくった扱いになりそうだけど、友人を騙して薬を勝手に処方したり、自分の心の安寧の為に話すべき事を黙っていたりと、信用されなくても自業自得な部分がかなりあるから何も同情できないというか、寧ろ苛々するから捕まっとけな部分すらある。