ロスト・シンボル
上巻の最後の方まで、
犯人「友人を助けたければ謎を解け」
教授「謎って何のことだよ!」
犯人「お前はそれを知っているはずだ」
教授「謎なんてないよ!」
警察「犯人はお前なら解けると言ってるぞ。そもそも犯人は何故お前を指名したんだ。お前何か知ってるんじゃないか?何かお前怪しいぞ?もしかしてお前……」
教授「もう意味が分からないよ!」
のやり取りからまともに先に進まなくてどうしようかと思ったけど、先日やっと読み終わりました。
ラングドンシリーズの割にはかなり読み難かった。目の滑る説明文や哲学・精神論が多くて一度は投げたくらい。随所に考えるのではなく感じろ的な部分があったり、自分の生きてきた環境でその感覚は理解できないと感じる部分があったり、ちょっとついていけないところが多かった。そもそも、純粋知性科学とかいうのが、そういう分野というか考え方があるのかとしか思えず、全体的にそのノリでいかれても興味が全く湧かないというか。そんな感じでタラダラと読んでいたものだから、周囲の人間はおろか犯人にすら何の感情も湧いてこないし、犯人の正体が実は……な展開をされても、寧ろ、その展開要らんわと思う始末。身内の愛憎劇にフリーメイソンが巻き込まれたんだなーという感想。