セル
登場人物たちも訳が分からない風だけど、見てる側も訳が分からない。携帯の電波の所為で凶暴化するのはわかるけど、誰が何のためにやってるのか予想すらできないままロードムービー風な逃亡劇が進むので、ただただボーっと見続ける羽目になる。漫画家の主人公が躊躇なく凶暴化した人たちを殺すのは苛々せずに済んで良いんだけど、役に立ちそうな人が特に役に立たないまま死んでいくのはさすがに酷かった。陰謀渦巻くサスペンスかと思ったら普通にオカルトホラーで最後までボーっと見ていた。ジャンルは確かにホラーだったけど、粗筋がサスペンスに思えたんだよな。後で、原作がスティーブンキングと知って、妙に納得した。