キョンシー
霊幻道士シリーズを見ていると、配役にとんでもなくテンションが上がる。ただ、オープニングからバッドエンド確定の雰囲気で、実際、明るくなる要素が全く無いので常に鬱。まぁ、常に鬱なのは霊幻道士と違って純粋なホラー映画だから仕方ないとしても、肝心のホラー部分が欠片も怖くないから困る。双子のアクロバティックな動きを見ながらアクサラさんを思い出してフフっとなる始末。
道士の中二心をくすぐる小道具とアクションを期待していたけど、なんかこう、思っていたのとは違っていた。道士二人の共闘も霊幻道士の方が面白いし、格好も良かった。もち米も話に出てくるだけだし、墨壺もダメージを与えるあの演出が良かったのに、単なる丈夫な糸になってるし。道士の衣装を帽子付きで着てる姿や、もち米で火花が散ったりするのが見たかった。
オープニングやラストに霊幻道士1の曲をアレンジして流すのは良かった。使いどころを間違えなければ、あんなに暗い気分になる曲なんだな、あれ。霊幻道士ではドジっ子女幽霊のテーマとしてギャグ曲のイメージが強かったのに。あと、序盤で、霊幻道士のメガネ道士役の人が飛び出してきたシーンが格好良くてテンションがあがった。その後すぐパンツ姿に気付いて真顔になったけど。