ホラー映画祭り

『今日も僕は殺される』
案外殺されない。電波系ホラーと思っていたら当然のように怪物が出てきたので、ホラーとは違う意味で驚いた。終盤まで電波系ホラーの疑いを持ち続けていたおかげで、訳の分からない展開にもついていけた。残り20分でブレイドみたいなノリになったけど、不思議とすんなり受け入れられた。

『戦慄病棟』
グロシーンがグロくないだけでなく、驚きポイントで一度も驚けないという、ビックリグロホラーとは思えない出来。無駄に大音量で驚かそうとしないのは評価できる。途中から展開が読めたので、終盤の神父の言動がじれったかった。わかってるから、いいから、さっさと自分の娘だと言えと。

『ライト/オフ』
ビックリシーンでちゃんと驚いた。恐怖演出でちゃんとドキドキした。登場人物が基本的にはいい人だから、終わり方が少し悲しい。悪霊の動きが滑稽な所為で、出てきた瞬間は驚いても動き出すと笑えてくるのが残念。最後に荒ぶる悪霊は最早ギャグ。

『蛾人間モスマン』
グロくはないけど血が沢山出る。変な爺さんが意味深に出てきて、主人公たちとは無関係の事情で裏切る。殺人を犯した人の前にしか出てこないはずのモスマンが、何もしていない一般人の前にまで出てきて大騒ぎ。つまらなかったけど、タイトルの酷さやたまにある殺戮の雑さ、爺さん周辺の話でネタにはできる。