蜘蛛映画祭り

『ラバランチュラ 全員出動!』
トンデモ要素を含みつつ、意外と普通のモンスターパニック映画で面白かった。面倒臭い説明も演出もなく、早々に大惨事になるから退屈しない。車の爆発は使いまわしの爆炎CGで覆ってみたり、犬の焼死体はぬいぐるみを燃やしてみたりとなかなかチープ。でも、個人的には蜘蛛のCGを頑張ってるだけで素晴らしいと思える。消火器がやたら長持ちだとか、車窓から見える景色がループしてるとか、場面が変わったら前の演出は無かったことになってるとか、蜘蛛殲滅作戦が鮫竜巻と同じ「何となく出来る気がする作戦」だとか、細かい事を気にしてはいけない。

『メガ・スパイダー』
ラバランチュラの監督という事で期待して見たけど眠かった。物語が半分経過するまで画面が地味で退屈。でも、内容はしっかりとしたモンスターパニックコメディだった。手堅い作りの所為で、トンデモを楽しむB級映画としての面白さが減っているけど。

『ガーディアンズ 呪われた地下宮殿』
蜘蛛はちゃんと気持ち悪かったけど、他が全て微妙。一見普通の冒険アクションっぽいけど、ちょいちょいチープさが出てくる所為で、どのスタンスで見ればいいのか分からなくなる。弟救助の要素は要らない。