ファイナル・デッドブリッジ

ファイナルデスティネーションシリーズ5作目。本来の死に方からして手が込んでいて、死神の気合いの入りっぷりがよく分かる。再度殺す為にヒトコロスイッチ以外にも罠を大量に仕掛けたり、最終的に面倒臭くなって雑なやり方で殺したりするのも面白い。

今作は1作目よりも過去の話だったわけだけど、折り畳み式携帯電話を使っているのが伏線と言われても、公開当時がスマホ時代だとは気付けないので、もう少し早い段階で察することができるような何かがあればより楽しめたんじゃないかと思う。最後の飛行機で「あ……」となるのも、それはそれで良かったけど。

寿命上書きなんて新しいルールが出てきたのに、普通に長生きせずに主人公が死んで、寿命上書きとは状態。寿命を奪った刑事さんがそもそも短命だったのか、死神が面倒臭くなって一気に殺しにかかったのか。まぁ、最後の飛行機のくだりをやりたかっただけで、寿命上書きとか忘れてたんだろうな。

最後に過去の死亡シーン集が流れたけど、私の一番好きなエアバッグボンからの頭部に鉄骨ドンが無くて残念。でもこうやって見ると、やはり、1から2の流れが一番面白かったと思う。死を回避する為にルールを模索していたり、再死を回避すると更に死ぬ順番が後回しになるとか、再死は本来の死に方と同じとか、色々とワクワクする要素が多かった。