アトミック・ブロンド
やりたい事は一つのはずなのに、あっち行ったりこっち行ったり。終始振り回されて、でも結局は本来のオチに辿り着くわけで、見ていて疲れる。主人公はスパイ映画によくある超人タイプではないから、結構、ぶん殴られたり吹っ飛ばされたりしていて安心感がない。二重スパイの話が出たあたりで、これなら死ぬ事はないだろうなと思いはしたけど、あまりにボコられるからちょっと心配になった。泥臭い格闘ばかりでオシャレアクションはないし、クライマックスにハイテンションBGMとかもなくて、一段落ついた後の疲労感が半端ない。最後のオチとか後味とかどうでもいいくらいに、重いアクションに疲れたという感想しか出ない。