バーフバリ 王の凱旋
1よりも演出強化が凄まじく、主人公は完全に超人。それに伴って、周囲の動きも超人化。インド人って頑丈なんですね。物語も常に動き続けるから、余計な事を考えている暇が無くて時間があっという間に過ぎる。終わり方がすごくあっさりで物足りなかったけど、多分、インド映画はそういう終わり方なのかと。背景とか時間とか燃える前に逃げられるだろとか、ちょいちょい気になる所はあるんだけど、最終的にそんなのどうでもいいやと思えるくらい面白かった。
1ではあれだけ賢かった伯母上が、すっかり夫と息子の嘘を信じる愚かな女性になってしまってガッカリした。2のヒロインは既にカーチャン要素が入っていて、カーチャンを巡るオッサンVSオッサンの構図に複雑な気分になる。自分が死ぬのはいいけど、主が手を汚すのは耐えられないからと、息子の様に思っている相手を主の命令で殺す感覚が分からない。拒んで一族皆殺しにされるのが嫌とかならまだ分かるんだけど。あと、1のヒロインが殆ど出てこなくて寂しい。めっちゃ可愛いのに。