アクアマン

序盤は刃物もショットガンも余裕で受け止めてたのに、中盤では建物にブチ当てられただけでそこそこダメージを受けていてガバだし、最初のトーチャンの頭の違和感が凄くて内容入ってこないし、結局、武器と乗り物で強さが決まるし、偶にカメラワークがダサくなるけど楽しかった。アクアマンはジャスティスリーグの所為で、やさぐれた磯臭くて小汚いオッサンのイメージが強かったけど、この映画のおかげで魚介類を操る磯臭くて小汚いオッサンになった。映像は綺麗だし演出も面白い。なのに、常に磯臭さが漂うのは9割方、主人公の所為だと思う。

導入がダラダラとしていないのが良い。生い立ちを10分程度でまとめて、現在の自分を取り巻く環境については20分程。サクサクと話が進んでいく。海底のゴタゴタと歴史については右から左だったけど、アクアマン自体があまり興味ない顔してたから、こっちも別にいいかという気分になる。敵側がなんか頑張ってるのとイチャイチャはいらない。

アクアマンを付け狙う敵は元が自業自得なだけだし、王位争いも地上で生きてきたアクアマン的には興味ないわけだし、思っていた以上にアクアマンは巻き込まれただけの不運な人だった。地上VS海底は、言い出した瞬間から海底人の自作自演丸わかりで、襲ってきたぞー!のやり取りが茶番で恥ずかしい。

義理の弟役の人が肉体派なのは意外だった。心霊現象に巻き込まれるちょっと頼りないオッサンのイメージが強かったから。