金田一耕助シリーズ 古谷一行版(1978年)

『仮面舞踏会(1978年)』
人物をよく把握できないうちに、殺されたり行方不明になったり新しい人が出てきたり。偽お嬢様から滲み出る性格の悪さだけは良かった。

『夜歩く(1978年)』
暴行されて発狂した恋人の復讐をした男はまぁ当然責められるとして、暴行犯は無反省なのに誰も責めないとか、本当、あの時代って頭おかしい。

『女王蜂(1978年)』
色んな設定を省きすぎて最早別物。おかげでとてもこじんまり。

『仮面劇場(1978年)』
普通に見えるし聞こえるのに、何日も目と耳が不自由な人のフリをするのを当たり前にやってのけるから、凄い根性の持ち主ならできるのかもと一瞬騙されかけたけど絶対無理。

『迷路荘の惨劇(1978年)』
原作より簡略化されているはずなのに、お婆さんが殺害を引き継いだ理由がよく分からなかった。金田一お約束のクズが少なかった上に、その少ないクズも全員死んだからハッピーエンド。