ホラー映画祭り

『ダークハウス』
予想していたよりも面白かった。動機や行動の裏付けをしっかり作ればミステリ物として今より良くなりそう。ただ、警察がとことん無能だから、警察周辺のテコ入れもしないと苛々するだろうけど。声が出せない事をアピールしない所為で誤解されて殺されたり(アピールしない理由は特にない)、無線を切れば悪魔は手出しできないのに、頑なに切らずに洗脳される部分は(切らない理由は特にない)、ホラーじゃなかったら立派なクソ要因。

『ザ・カナル 悪魔の棲む場所』
嫁はクズ。旦那はキチ。子供は可哀想。家庭が不仲でも文句を言わず、母親が死んでも騒がず、父親のキチガイ行動も受け入れ、一切の我儘を言わない良い子なのにあのオチ。でも、あのオチのおかげで能面顔でキチを見るだけの映画で終わらずに済んだ。

『ザ・インシデント』
大騒ぎになるまでは単調でつまらない。大騒ぎになってからは画面が暗くてつまらない。入所者も好き勝手やってるだけで、主人公たち限定で敵意を向けてきてるわけじゃないから緊張感がない。でも、いくら好き勝手やってるだけと言っても、主人公が全裸に剥かれてオイルを塗りたくられるのは唐突過ぎて困惑する。何のプレイなのあれ。

『ダークルーム』
昔ながらの脱出ホラー映画で目新しさも無いし、冒頭のかくれんぼの謎も解けないし、何だか時間を無駄にした気分。主人公が事故を起こしておきながらアタシ悪くないを徹底してるのと、やたら酒焼けヤンキー声なのが気になった。