ジョン・ウィック チャプター2
過去のしがらみから仕事を引き受けたら、任務完了後に用済み認定されたツイてない愛されウィックの話。残念ながら今回の愛され度は低め。殺した相手側からも、殺しの依頼者からも狙われててんやわんや。いつでもボロボロの伝説の殺し屋は、今回もうっかりさんで詰めが甘い。殺しは嫌だと言いながら復讐にはノリノリなところも変わってない。引退すると言いながら殺し屋家業の備品はちゃんと保管してあるし、完全に引退するする詐欺状態。
伝説になる程の最強の殺し屋なのに、相変わらず力技メインでスマートさがない。でも、殺し屋界の愛されキャラなので許してしまえる。いやまぁ、大勢の中で瞬時に敵を察知して動けるし、周囲を囲まれても確実に処理していけるし、充分凄い殺し屋なんだけど、役者から滲み出る必死感の所為でスマートに見えないんだよなぁ。
ジョンを罠に嵌めておきながら、ジョンがお怒りだと知ると慌てて大量の殺し屋にジョンの始末を依頼するとか、怖いなら最初から手を出さなきゃいいのに、どうしてこうも復讐対象者は考え無しなんだろう。