スパイダーマン ホームカミング
スターク社長のダメ人間っぷりを改めて実感できました。誰がメインの映画だよこれ。社長は人間性に問題があるんだから、大人しく金とアイデアの提供だけしておいて、他は専門家に頼めばいいのに。スパイダーマンに対しても悪役に対しても、空気は読めないし、他人を思いやる気持ちには欠けてるし、本当、対人間に関してはクソだな。適役の悪落ちするきっかけには同情しか出てこない。
サムライミ版と違って大分子供らしく見えるので、調子に乗った行動を取ったり、格好つけてたりしても穏やかな気持ちで見てられます。サムライミ版は、設定は高校生~大学生のはずなのに、童顔のいい年したおっさんが超人的な力を手に入れてはっちゃけてる感が凄かった。居た堪れなくてスクリーンから目を逸らす事もあったくらい。今回、勉学に関する頭の良さが際立ってた事もあって冴えない童貞感が弱くなってたけど、それでもやっぱり恋愛でグダグダしてる所なんかは鬱陶しいなと感じました。サムライミ版でもそうだったけど、学生のグダった恋愛要素いらんわ。
私の老いた目ではカメラの動きについていけないところもあったりしましたが、それでも、画面がぐわんぐわん回転して目を回すことが無かったので助かりました。テンションの上がるオサレアクションがなかったのが残念。そういえば、スパイダーマンって視力と聴力に優れてるんじゃなかったっけか。わざわざスーツの能力に頼らなくても、普通に遠くの声も聞こえる気がしたけど……記憶違いかな。