ホラー・オカルト

字幕を読むのが面倒だから吹き替えを流してたらココリコ田中の声がして、まさかと思って調べたら本当にココリコ田中だった。あまりにも棒演技なので字幕にしようか悩んだけど、集中して見なきゃいけないような映画じゃないし、本人の顔がチラチラよぎって逆に面白い気がしたのでそのまま吹き替えで見た。

今回も死ぬまでの過程がバラエティに富んでで楽しい。滑って転んで頭をぶつけて死ぬとかじゃなく、滑って転んで立ち上がるために台に手をかけたら台が壊れて、その上にあった刃物が跳ね上がって電気配線をぶった切って、垂れた配線に触れて感電死するとかだもんな。人が死ぬ部分に力を入れ過ぎて、話の流れも人物同士のやり取りもクッソ雑だけど、そこがマイナスにならないくらい頑張って殺すところがいい。それにしても、毎度たった数人の死を回収するためにヒトコロスイッチを仕込む死神も大変だな。

それから、マッドマックス怒りのデスロードも見ました。つまらなかったです。

ホラー・オカルト,日本映画

原作は3日で読み終わるくらい好みだったのだけど、映画はレビューでボロクソに言われていてたのでB級的な期待をしながら見た。多少のクソ映画は寧ろ歓迎だし、ホラー系はやりすぎてネタになるのも醍醐味だと思っているので。でも、首つりプラーンの箒で掃除があんなに楽しそうな映像になるとは。何かね、ふり幅が大きすぎだと思う。完全にブランコじゃん。でもって、オチが最悪。原作は色々と調べたけど、結局、原因は判明しなかったし、その後特に何もないよという終わりだったのに、映画は主人公や他の登場人物も怪奇現象に遭遇し、呪いはまだまだ続く……みたいな終わりで。ホラー感は三割増しになったかもだけど、あそこで一気にガッカリ。

ホラー・オカルト

3でジグソウが死んで4以降は見ていなかったけど、完結していると知ったのでsaw4、saw5、saw6、sawザ・ファイナルを見ました。4はまだsawっぽい感じ。ミステリ要素を一応は考慮してあるし。5以降は、偽ジグソウが身バレを防ぐために警察関係者を必死こいて抹殺していくという、サスペンス映画を犯人側から見た内容で、一応sawシリーズだからちょこちょこデスゲームを仕込んでいく感じ。ファイナルに至ってはメインのデスゲームがメインシナリオとほぼ無関係。やっぱり4辺りで、ジグソウの後継者のつもりで残されたゲームを進めてたら自分がゲームに参加させられてました、というオチで完結させるのが良かったんじゃないかな。3のアマンダと同じになってしまうけど。

sawシリーズとして4はかろうじてセーフ。5以降は酷いクソ映画。だけど、追い詰められて阿呆な罠を張る犯人と、それに懲りずに引っかかる警察たちのコントとしては面白いんじゃないかと。ジグソウの嫁の行動は、ゴードン先生再登場のきっかけ以外蛇足極まりないと思うけど。あと、ゴア描写時の画面がうるさくて目が疲れる。あまりにも煩すぎて段々飛ばし始めるというゴアサスペンスとしてわけのわからないことになりました。

日本映画

シリーズラストという事でずっと気になっていたのをやっと見たのですが、サスペンス映画だと思ったら恋愛映画でがっかり。今までは恋愛はおまけ状態だったのに、今更メインが恋愛になられてもこっちはそんなつもりで見てないから困る。あと、黒幕の演技がびっくりするくらい棒で、緊迫したシーンがギャグになって萎えた。散々危険な目にあって現在進行形で命を狙われてるというのに、この期に及んで娘の身の安全確保がザルで萎えた。雪平本人とその周辺もやたらブレてて萎えた。今作の裏切り枠は雪平に惚れた所為でブレるし。前作の裏切り枠も今作では敵のふりしてるだけでずっと味方だし。前作の裏切り枠なんて、いけ好かない上司になったから仕事より恋愛優先にしました!と言われても納得してしまうくらいの掌クルクルでビックリ。三上だけはドラマの時から雪平の為に組織についていたわけだから全くブレてないけど、一条の活躍の為に何の見せ場もなく死ぬという酷い扱いでもうね。

ややこしくて面倒で扱いにくい雪平周辺の奴らを皆殺しにして、引っ張りすぎて忘れかけてた雪平の父親殺しの犯人もブチ込んで無理やり終わらせた感じでした。今回は誰がどんな風に裏切るのかなと期待しながら見れるから苦痛ではなかったけど。まぁ、うん、山路が生き残ったからもう何でもいいや。

海外映画

割と丸く収まってるのに後味が微妙で、その何とも言えない感じが良かったです。見終わった後の「……えぇ……いや……何か……えぇ……」というあの独特な感覚。ハッピーエンド至上主義なのでテンションの下がりっぷりが半端ないですけど。フィッシュバーンとかあれ大丈夫なんだろうか。マットデイモンの嫁が単なるクソビッチで終わってしまったのも、それが現実なんだろうけどモヤモヤするし。あと、最後の感染経路が分かるシーンはBGMも相まってゾっとしました。豚と蝙蝠云々で経路の予想はついていたけど、あんなの突然変異の可能性がありすぎて恐ろしいわ。あのシーンの所為でテンションダダ下がりですよ。未開の地に触るの駄目絶対。

とまぁ、概ね満足なのですが、最初から最後まで大きな盛り上がりもなく淡々と話が進んでいくので、正直、1.5倍速くらいで見たかったです。等速はちょっとつらいな。