海外映画

元の期待値が高かったのに、ガッカリすることなく見れた、評判通りの良作でした。確かに冗長な部分もありましたが、辛いと思うほどではなかったです。というか、ヴィトーが中心の話ではなかったんですね。ヴィトーがもっと精力的に動く話だ思っていたので、「ファミリー皆と穏やかな暮らしがしたいのに、周囲も子供たちもトラブルばかり起こしてしんどいわー」という顔をしているヴィトーが可哀想に見えました。実際はそんなこと全然なくて、寧ろ食えないおっさんなんですけど。ああいう人大好き。ヴィトーの子供たちが悉くダメ人間なんで、あいつら全員死んでもいいとは思いますが、そうするとヴィトーが更にしょんぼり顔になるんだろうな。

思っていた通り、主要人物以外の把握ができませんでした。名前も顔も数回出てきただけじゃ記憶に残らないので、序盤で殺された人たちが誰でどんな役割があったのかもサッパリ。時代背景も把握できていないので、対立構造もよくわからないまま。仕方がないので2周目を見ましたが、それが苦痛じゃないくらいに興味を持って見れました。

冒頭の猫が可愛いくて、やたらリピートして無駄に時間を費やしてしまったけれど後悔はしていない。

日本映画

ネタバレを知ってしまっているので面白さ8割減という酷い状態ですが、netflixにあったので。洗脳のやつはなかったけど、借りてまでは見る気にならない。

『密着68日 復讐執行人』
白仮面が怖い。テレビ版からの続きの所為で話が大きくなっている。ただただバッドエンド。

『ニッポンの大家族 Saiko! The Large family』
あの家庭内暴力は義父が被害にあう前に追い出そうとしてるんだと信じたい。一見ハッピーエンドだけど、父親に続き母親まで殺した長男が更に病むんじゃないかと思うと後味が悪い。

海外映画

1と2、両方見ました。これ、ロバート・ロドリゲスとフランク・ミラーが監督だったんですね。見終わるまでずっとタランティーノ作品だと思ってました。

1で良いキャラしてた巨漢の童貞が2で都合のいい戦闘用アイテム扱いになっていて残念。ちょっと頼めば大暴れしてくれるからって、皆、好きに使いすぎだろ。元から頭の中身が残念で暴力好きなのかもしれないけど、1では不器用で単純なだけに見えたから、だから、あのラストでしょんぼりしたのに。整形した男は女たらし度が跳ね上がっていて、ただただ不愉快。復讐女の話に至っては何故作ったと思うくらいの蛇足感。ノリも似たり寄ったりだし、この映画は1作で終わらせておくのが良かったんじゃないかと。1だけなら、EP1でしょんぼりして、EP2で何かよく分からないけど落ち着くところに落ち着いて良かった気分になって、EP3でもやもやして、ラストで裏切り者が処分されてスッキリ、と終わることができるので。

そういえば、2で出てきた巨漢の童貞の記憶にない部分って結局何だったんだろう。後のエピソードでも何も触れられなかった気がしたけど、どこか読み取れるシーンがあったのかな。

ホラー・オカルト

序盤でグループを引っ掻き回す役として出てきた奴が、終盤は普通に皆を助けてて、最終的に自己犠牲までしちゃうもんだから、何かエピソードをゴッソリ見逃してるのかと思った。多分、和気藹々としてたシーンで皆仲良くなっていったんだろうな。そこまで絆を深めていく程のシーンには思えなかったけど。でもって、黒人の警察官にゾンビの血が傷口を介して入ったわけだけど、その辺については全く触れずに終わってしまって、あの一連の演出は何だったのかと不思議でならない。元々ゾンビ映画に恐怖は求めてないけど、ハラハラもドキドキもないのはさすがにガッカリ。ゾンビたちが元気よく走り回る以外は割と評判良かったんだけどなぁ。

ついでに、ハートフルなゾンビ映画というよく分からない説明に釣られてゾンビランドも見ました。確かに、ほっこりしたエンディングを迎えたけど……まぁ、つまんねぇわな。

ゲーム雑記

ニーアオートマタのネタバレを見ました。2Bは全てを知る脳筋だった。9Sはチョロショタだった。A2は添え物。アダムは形から入るキチホモだった。イヴは兄ちゃん命のヤンホモだった。デボポポは辛いながらもおいしい役を与えられていた。エミールは救われたんだろうけど悲しい話だった。悲しいけど可愛いくて、でも最後までホモだった。……DODとニーア、ホモ多すぎんか?

DOD1やニーア1と違って救いのある終わり方で驚きました。Eエンドがなければ死による救済程度で終わってたのに、Eエンドの所為でメインキャラに希望の光が降り注いじゃって、もう完全にハッピーエンドですよ。DOD1とニーア1の絶望感は何だったのかと。それともあれかな、ニーア1みたいに設定資料集とか見たら、どうあがいても絶望な内容になるんだろうか。ニーア1もゲーム内だけだと人類滅亡のお知らせが確定かどうかハッキリしなかった気がするし。まぁ、CDエンドを見る限り、カイネとニーアが両立する世界はないわけだから、ゲシュタルト計画を理解してようがしてなかろうが、プレイヤーにとってはバッドエンドなわけだけど。オートマタにはニーア1みたいな、キャラクターの行動や抗い全てが未来にとって無意味でしかないという絶望感がないんですよね。オートマタは抗った結果救われるわけだし。そもそも終盤にならないと自主的に動く事もないし。だからどんな展開でも精神をエグられる事がないというか。

BGMはニーア1の方が好みでした。いや、オートマタも充分良いんだけど、ニーア1が良すぎた。聞いてすぐ記憶に残る旋律があるのもニーア1の方だったし。オートマタは記憶に残りにくいのもあるけど、日本語版エンディング曲の声が強すぎてキツかった。どうしてあんな必死で歌う人を選んでしまったんだろう。確かに、必死な声の方が気持ちを揺さぶる効果があるから好まれるとは思うけど、こっちは声だけを聴くわけじゃないんだから他の部分と合わなければノイズでしかない。

アクション面ではプレイした人曰く完全にベヨネッタらしいので面白そうです。でも、シューティングが苦手な自分には無理かも。自動で攻撃してくれるオートモードがあるらしいけど、それに頼ってしまうのも……というか、ハッキングの時だけ変更とか器用なまねができるのかどうかも分からないし。今までの救済ゼロの鬼畜リズムゲーや音ゲーに比べたら、全体的にヌルくなろうとオートモードがある分だけ全然良いと思いますが。