主人公が自分を見つめなおす話がメインで殺人事件はおまけだった。サスペンスミステリを期待してただけにガッカリ。主人公が駄目人間なもんだから、主人公側に感情移入が全くできない。被害者も嫁と同僚以外は駄目人間ばかりで、酷い殺され方をしても気分が悪くならない。というか、30分足らずでほぼ全員殺されて素性も明かされるので、何かを思う時間すらない。残りは主人公のクソっぷりが明らかになったり、カエルがヒャッハーしたり、主人公が血みどろになったり。
主人公はクソで犯人もクソ、被害者もクソでチョイ役の人ですらクソという油断のならないクソキャラ映画。クソじゃない同僚が天使に思える。犯人が理由なくチートキャラ。主人公側に犯人の協力者がいるわけでもなく、犯人が権力者の親族という事もない。ストーリーも序盤からカエルが主人公を追い詰める展開が続くだけだから盛り上がらない。ただでさえ微妙なのに、音声が割と煩い所為で睡眠導入にもできない。