海外映画

ドクターストレンジの動きが思った以上に恥ずかしかった。キャプテンアメリカがあのクソダサスーツじゃない所為で、よく喋るモブキャラになっていた。ハルクさんが敵にフルボッコにされてヘコみ、学者先生の中に引き籠りになられた。でもハルクさんって学者先生と同一であって、別人格のペット的な何かではなかった記憶が。ロキのハルクさんへの信頼度が高くなってた。マイティソー3で何があったの。それと、続編ありきの終わり方なんだけど、このエンドも宇宙の為には良いんじゃね?という気がしないでもない。

インフィニティストーンを取り戻す為に、敵の動きを封じてグローブを必死に取ろうとするけど、そんな事よりさっさと腕を切ってしまえば良いのにと思った。全く刃を通さない体というわけでもないみたいだし。あと、ストレンジ先生が大盤振る舞いで時間の石を使ってくれたら、ここまでの惨事にならなかったんじゃないかとも思う。大惨事すらも先生が見たアベンジャーズが勝利する未来の道なんだとしたら、何かもう、先生すげーやになるけど、多分そんなことはないんだろうな。

今まで以上にマーベル映画を網羅しておかないといけない内容になってるし、そもそも個々の映画にアベンジャーズネタを入れだしてるから、私のように、一部しか見てなかったりストーリーをすぐ忘れたりする人間にとっては、登場人物自体が分からなかったり、繋がりを思い出すのに苦労したりするので少ししんどい。

ホラー・オカルト

『スクリーム1』
主人公はタフだし犯人もタフ。そしてドジっ子で馬鹿。死んだと思っていた犯人が蘇った瞬間、犯人の額をブチ抜ける「普通の高校生」の主人公マジ素敵。オチは既に知っているので、主に犯人の様子を見ていたのですが、半分以上見ても犯人に繋がるシーンは殆ど無くて、そりゃ分からんわ、と。冒頭で殺される人は何の理由で殺されたんだろう。意味はないけどお披露目的な感じで殺されたのかな。

『スクリーム2』
普通の殺人鬼VS警察で殺人鬼が無双したり、主人公が犯人と拳で勝負したり色々と酷い。もちろん良い意味で。相変わらず動機の後出しオンパレード。謎解きミステリーじゃないからその辺をフェアにやる必要はないのかもしれないけど、仄めかすくらいはあっても良いんじゃないかと。伏線が全く無い状態でメインの犯人が出てきた時の「誰?」感が半端ない。

『スクリーム3』
マスコミ女が情報収集能力を発揮したり、主人公が迷いなく犯人の頭を打ちぬいたりと、女性が益々タフに。主人公は戦い慣れし過ぎて男と普通に殴り合うし。襲われ方がコントみたいになってきて、ホラーというより最早コメディ。主人公の母親がクソビッチで、プロデューサーがその原因で、シリーズの犯人は被害者で、襲われた人たちはとばっちりという散々な話だった。

『スクリーム4』
毎度、犯人の身体能力の高さとしぶとさが気になるシリーズ。今回は犯人側にも拗らせまくった強い思いがあって、その思い故に根性で機動力を上げてしぶとくなってるんだなと、何か、妙に感心してしまいました。ただ、終盤の一人コントはどんな顔をして見たら良いのあれ。自分が主人公になるために必死すぎだろ。

不自然な行動が多すぎて、大分序盤から主犯は従妹だろうとは思ってたけど、相方はさすがに予想してなかった。いや、怪しいとは思っていたけど、それ以上に女警察官の方が怪しいと感じたんですよね。でも、今までの犯人の法則として、主犯はシドニーに恨みがある人、共犯は割とどうでもいい人(関係性が薄く動機が雑)というのがあるので、確かに、女警察官が共犯だと動機が整い過ぎてる感はある。……真剣に犯人当てなんてしてないけど、予想が外れるとちょっと残念。

ホラー・オカルト

退屈な時間が多くてあまり面白くなかった。ジジババがおかしいのは序盤から分かるようになってたし、おかしいジジババが血縁か他人か判明したところで別に驚きはないし、シャマラン作品で久々に当たりだと聞いていただけにちょっとガッカリ。ババァの奇行にビクっとさせられたり笑えたのは良かったけど。キモ怖いわあのババァ。

日本映画

頭を働かせずにぼーっと見る分には何の問題もなく見れる程度の内容。中盤まではまだ展開に興味を持って見ていられる。中盤以降は消化試合。メイン以外の登場人物にも有名どころを当てているのが凄く無駄。もしかしたら、犯人の予想をさせ難くしているつもりなのかもしれないけれど、犯人と犯行の内容は中盤で大体の予想がつくので、惑わされる事も驚く事もない。予想と違ったのは黒幕のメンタルが思ったほど黒くなかった事と、御手洗がドラマ版と違って、自分勝手で面倒臭い奴ではなかった事くらい。邦画の例に漏れず、環境音だけが響くシーンが多くあるので、睡眠導入にはもってこい。

映画祭り

『ブライト』
アクションとか演出は多分頑張ってるんだろうけど、ストーリーがつまらな過ぎて何も印象に残らない。登場人物のやり取りも面白みのないものばかり。特に、吹き替え翻訳が状況に全く合っていなかったり、格好つけた言い回しをして滑っていたりと酷かった。

『ヒットマンズ・ボディガード』
天然クズと純粋クズによる、昔ながらのアクションコメディ映画で思った以上に楽しめた。ストーリーは特別練られてるわけでもないし、登場人物の心情はまともに描いてないし、シーンの繋がりが明らかにおかしい所もあるんだけど、アクションシーンが派手で格好良かったし、主人公たちのやり取りも緩急あって面白かった。

『キック・アス』
前半がかなり苦痛だった。冴えないオタク系主人公がヒーローに憧れて調子に乗る話は、観ているこっちが恥ずかしくなる。悲劇が起きてから主人公が覚醒して格好良くなるのがこういう話のお約束なんだけど、主人公は別に大して覚醒もしないし格好良くもならないから肩透かし感がある。あ、でも、これってキック・アスというタイトルでヒット・ガールが主人公の話だから、一応、主人公は覚醒して格好良くなってるのか。