虚しさもありつつ救いもある良い映画だった。でも、虐殺がエグくてしんどい。救出戦は緊張感があって面白い。戦闘中のランボーの登場や移動がホラー的な所為で、映画の意図とは違うところでドキドキする。言われた通りに行動しなかったり、平和ボケで綺麗事ばかり言う馬鹿共が鬱陶しい。あと、下手な歌が本当に下手で耳障りだった。良い映画なのに、敵のボスポジションの動きが偶にナヨっとしているせいで、少年相手にやる側だったのかやられる側だったのかと凄くどうでもいい事が頭を過る。あいつが同性愛者という設定は必要だったんだろうか。
ワンダーウーマン
序盤の雰囲気的にオサレアクションの馬鹿路線なのかと思ってたら、中盤以降はひたすらシリアスだった。そして、意外と切ない恋愛の話だった。恋愛というか、戦いで絆を深めた仲間というか。まぁ、設定自体は馬鹿なんだけど。
怪力で頑丈で天然で頑固なのに、決して馬鹿ではない主人公が良かった。アクションもアマゾネスらしく、やたらと逞しい肉体派な動きで面白かった。でもこれ、ゼウスが死んでる設定みたいなんだけど、万能ポジションの神様がそんなんでいいの。アレスはお世辞にも強そうとは言えないジーチャンだし、そんなアレスにゼウスは殺されちゃってるみたいだし、古の神様の扱いがちょっと雑。
ゴーストバスターズ(2016年版)
ながら見をしようと吹き替えで見たら掛け合いが全く面白くなかった。メイン二人の声が気取った演技になってる所為で勢いがない。字幕にして最初から見直したらちゃんと緩急ある掛け合いだった。まぁでも、コメディ要素もちょっと居た堪れなくなる笑いだったり、下ネタがちょいちょいあったり、求めてるのはドタバタコメディなのに中途半端にアクションがあったりで、字幕だろうが吹き替えだろうが微妙な映画ではあった。
クリスが外見通りの筋肉馬鹿だったのと、メカニックがオズの曲をワンフレーズ歌ったのは個人的に嬉しかった。あと、クリスのアホ顔ダンスの所為でエンドロールを真面目に見てしまった。凄く良い笑顔で怒涛のクリス押しをしてくるものだから、何だか面白い映画だった気がしてくる。絶対気のせいだけど。
デッドプール
下品なだけでコメディじゃなかった。メタネタやギャグもあからさま過ぎて逆に能面タイムになる。アクションは良いんだけどアクションシーン自体が少ない。騒動も世界の危機を救うとか悪の組織の企みを阻むとかそんなんじゃなくて、主人公周辺のスケールの大きいご近所トラブル程度だった。マーベルにしては部位破壊があったり結構グロめ。でも痛々しいわけじゃないから見ていられる。敵のボスであるミュータント製造工場の所長とかいう、どちらかと言えば博士的ポジションの奴が完全に脳筋の外見で、もう少しどうにかならなかったのかと。あれはどう見ても主人公に対抗するべく作られた人造兵器ポジション。
B級映画祭り
多分B級。
『ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!』
明らかにおかしいのに周囲が何も信じてくれない場合は、大抵その周囲もグルのパターンなんだけど、シュール系馬鹿系映画でやるとは思わなかった。犯人も普通に頭のおかしいサイコだし。中盤までは変にシリアスな所もあって、見る映画を間違えたかと思ったけど、終盤は完全に馬鹿映画で安心した。
『タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら』
チャドの所為で大惨事だよ!B級の割には考えて作っている感じだった。タイトルから予想するようなコメディ要素はないけど、チャド以外の全員がツイてないから、タイトルは別に間違ってない。
『キアヌ』
猫が可愛い。アクションは頑張ってる。それ以上に猫が可愛い。ストーリーは主人公たちの名前も覚えられない程つまらない。でも猫が可愛い。
『デッドライジング ウォッチタワー』
主人公はスクープと保身ばかり考えるクズ。アクションは特に良くないしカメラワークも散々だけど、原作に出てくる合成武器や玩具があったり、ヒャッハーやサイコがいるのは嬉しい。ゲーム同様、ノーマルエンド後の真エンドみたいな感じになってるのも良い。ただ面白くない。あと、ファンサービスで出てきたフランクさんが単なるウザい奴になっていた。こんなんだったら要らん。