映画祭り

『遊星からの物体X』
雑な作り物感満載の化け物なのに気持ち悪い。あと汚い。淡々とした進行ながらも得体の知れない物体への恐怖感や、疑心暗鬼のギスギス感があって良い。ただ、昔の映画だけあって、スローテンポかつ派手さがないので眠くなる。

『テリファイド』
怪異マニアと一般人が怪異の原因究明に挑んで、一般人が散々な目に合う話。怪異がギャグ。大事な最初の掴みで驚くのではなく笑う。見方を変えれば見える的なのは良かった。結局、全裸でウロつく破廉恥な禿げは何だったんだろう。

『蝋人形の館』
蝋人形の館に行くまでの茶番が長い。でも、いざ惨劇が始まるとスプラッター映画らしい愉快な展開で面白かった。理由無く人の家を漁ったり、まだ何もしていない殺人鬼を車で引きずったりと、主人公と恋人の頭が割とおかしい。主人公に至っては、瞬間接着剤で封印された口を血を流しながら引き剥がしたり、馬鹿な理由でアッサリ指を切断されたりするのに、その後に全く影響しなくて、本当、頭おかしい。

海外映画

前作よりも結構笑えるシーンが多かった印象。館内に子供が多かったこともあり、笑い声に釣られてフフっとなった。心配だったアクションはカメラの振りが酷くなかったので、前作の時みたいに目が回る事はなかった。

割と頻繁に恋愛脳になるし、精神的にもまだまだ未熟で、見ている側が恥ずかしい気分になるけど、最終的には甘酸っぱい青春映画を観た気分。若いなぁ、浅はかだなぁ、でも可愛いなぁとババァ目線になる。途中のホログラムで翻弄されながらの説教シーンは諄かったけど。

あからさまな続き展開にされるとは思わなかったので、甘酸っぱくもスッキリと終わるはずがモヤモヤする羽目に。

海外映画

フューチャー&パストで並行世界が出来たことを忘れていたので、生き残るはずの人が死んだり、死ぬはずの人が生き残ったりで困惑した。しかも、もっと独立した話かと思ったら意外と前作から続く内容で、そんなのもうサッパリ忘れ去っているからどうしようかと。最初は頑張って思い出しながら見てたけど、途中からもう諦めた。

盛り上がる個所が少ない。アクションは派手だけど格好良い動きがあったわけでもないし、見ながら思った事も、エリックに対して、まだそのダサいヘルメット持ってたのかくらい。敵側の動きは気持ち悪くて良かった。貞子や伽椰子の人もそうだけど、生理的に気持ち悪い動きができるのって凄いと思う。

チャールズの考えが安っぽいのと、ジーンが鬱陶しいメンヘラなのが気になった。チャールズはもう少し読めない感じだと記憶していたので。まぁでも、ジェーンが鬱陶しいのは旧シリーズでも似たようなもんか。

海外映画

普通の映画。特別面白いわけでもなく、だからといって酷くつまらないわけでもない。MIB2よりは面白かった。目新しい要素がないので記憶に残りにくいけど、一応、ある程度は覚えていられる感じ。笑いはかなり控えめ。フフっとなるシーンが1か所だけあったけど、見終わったら忘れるレベル。

クリス・ヘムズワースがシリーズにおけるJの様な振る舞いをするけど、滲み出るバカ臭のおかげで、口達者な軽い奴ではなく、無茶をする阿呆にしか見えない。でもそんなクリスを期待していたので満足。怒れるパパでもなく、バイオレンスな脳筋でもないリーアム・ニーソンが見れたのも良かった。まぁ、割と馬鹿だったけど。

海外映画

弓が上手な普通の人と蟻界のヒーローが、何となく居るだけだったりギャグ担当で活躍箇所がなかったりしたらどうしようかと思ったけど、それなりに目立っていて安心した。あと、今作のキャップはちゃんとリーダーしてるし、アクションも格好良くて見る目が変わった。いつの間にかトールハンマーを使いこなしてるし、キャップの可能性が凄い。今彼と元彼と元カノの間で真面目に悩むだけの人じゃなかったんですね。メンバー内に家族や恋人を亡くした人がちょいちょいいて、全部が全部ハッピーエンドではないけど、キャップが凄く幸せそうだったので満足してしまった。

ハルクさんが前作で、「普段は厄介者扱いするくせに、都合の良い時ばかり呼ばないでよ!」と怒って引き籠ってしまったけど、ハルクもどきの所為で解決しないまま終わってしまった。ソーはどこかであの腹が引っ込むもんだと思ってたけど、現実は甘くなかった。あと、もっとコメディに対するポテンシャルが高いはずなのに、中途半端な扱いが多くてもどかしかった。クイルもなかなか辛い目にあってるのに割とサラッと流されるのは、ギャグ担当なのと追加組だからなんだろうか。クリスとクリスが仲良く旅立って行った為、クリス多すぎ問題は放置プレイ。

色々と見どころや突っ込み所があったはずなんだけど、クリスとクリスがコンビで活躍したり、クリスとクリスが旅立ったり、クリスの髪と腹が気になったりで、数日前の事なのに結構忘れてしまった。