海外ドラマ

相変わらずキングダムのゾンビはよく走る。腐敗が進んでいたり脳が損傷していたりするとゾンビ化できないらしいから、元気に走り回る彼らは皆、健康なゾンビという事らしいんだけど、健康なゾンビってもう意味がわからな過ぎて大好き。戦闘能力ゼロなのに世子様の無茶振りを遂行し、必ず生還する女医も好き。たまに思い出したように主人公オーラを出すけれど、集団に紛れ込むと存在感がなくなるモブキャラ的な世子様も好き。

世子様と従者数人の顔しか把握できていないから、主人公の師匠的な人とか、何か争っている役人とか、王妃様側のお偉いさんや、それに対抗してるお偉いさんとか、誰が誰だかよく分かっていないので、雰囲気だけで見ている節はあるけれど、それでも面白い。でも、折角、元の問題だった王宮のゴタゴタは解決したのに、寄生虫の方で別の展開を持ち出してきて、全然終わる気配が無いから心配。新しい王様が誕生した時に終わらせておけば良かったとかならないと良いけど。

攻め入ってきた日本と戦う為にゾンビが作られていて、実際、日本人対ゾンビがあったので、きっと今頃、日本も兵士がゾンビ化したりして大慌てなんだろうなと思うと夢が広がる。日本のゾンビも元気に走り回ったりするんだろうか。ゾンビVS武将とか見てみたい。まぁ当然、そっち側はやってくれないけど。

ホラー・オカルト

『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』
日本語タイトルの所為でB級臭が凄い。スタンドバイミー風ホラーっぽく見せかけたギャグ映画だった。いじめっ子による暴行や暴言が割と胸糞。親が大体クズ。大きい音で驚かされることはあるけど、映像的な恐怖は全くない。

『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』
ドラマ版は後編の失速具合が酷かったけれど、映画版は後編の方が面白かった。前編を覚えて無さすぎて、登場人物の事も何があったのかも分からない事だらけだったけど。なので、ちょこちょこ過去のシーンを入れてくれるのが助かった。全部思い出せたわけじゃないけど問題はなかった。

ペニーワイズって、子供相手にイキるだけの薄毛ピエロだと思っていたけど、普通に初対面の大人を殺したりするんですね。

雑記

『Lights Out』

ライト/オフの元ネタ。緊張からのビックリを求めるならこれで充分。呪怨がブチ壊したけど、布団の聖域は本当に大事だと思う。

 

『Shadowed』

ライト/オフの監督が暇だから作った短編。ビックリはないけど、その分ずっとドキドキできていい。

 

『拾ったら死ぬ噂の写真を追う』

モキュメンタリー系短編映像。一応、youtuber(?)によるドキュメントという事らしい。放送禁止(第1回)とか残穢みたいな方向性で面白かった。

映画祭り

『チャイルド・プレイ(2019年)』
主人公は子供だから迂闊なだけで悪い子じゃないし(母親が親である事より女である事を選ぶから捻くれた態度になるだけ)、チャッキーも製作側が勝手に行動の制限解除をしただけで悪の存在じゃないし(親友というのを過剰に解釈してトンデモな行動に出ているだけ)、親や環境を選べないのは不幸だよなと思う話だった。

『スレンダーマン 奴を見たら、終わり』
オカルトマニアと頭ゆるふわたちが自業自得で怖い目に合うだけ。画面が暗くてよく分からないシーンが多く、見ている側は怖くない。クソ馬鹿が当然の報いを受けるラストはスッキリするけど、基本、睡魔との戦い。邦題が完全にIT。

『NY心霊捜査官』
ビックリ演出はあるものの、無駄に大きな音で驚かす事が少ないのは良い。ただ、そんなに面白くない。自分みたいなせっかちからするとテンポも悪い。真面目に作ってそうなんだけど、何か、空回っているというか。もっと早くに神父と合流して、悪魔祓いとアクションを増やしたらもう少し良くなっていたかも。

海外映画

相変わらず強すぎて全くハラハラしない。そこが好きなんだけど。クズ相手に容赦しないのも好き。友人が殺される前から元相棒が怪しすぎた。あの顔と雰囲気で裏切り者じゃないとか言われたら逆に驚く。主人公は裏切られても大して気にしなさそうだし、そもそも気付いてそうだし、人質を取られたところで窮地に陥る気もしないし、安定感が凄い。唯一、自分の投げた手榴弾で死んだ彼が粛清されたわけじゃないのでスッキリしない。どうしてあの距離あの場所でいけると思ったの。あと裏切り者がもう、馬鹿で。自分で勝手に紐にぶつかっておいて何をキレているのかと。