『スクリーム1』
主人公はタフだし犯人もタフ。そしてドジっ子で馬鹿。死んだと思っていた犯人が蘇った瞬間、犯人の額をブチ抜ける「普通の高校生」の主人公マジ素敵。オチは既に知っているので、主に犯人の様子を見ていたのですが、半分以上見ても犯人に繋がるシーンは殆ど無くて、そりゃ分からんわ、と。冒頭で殺される人は何の理由で殺されたんだろう。意味はないけどお披露目的な感じで殺されたのかな。
『スクリーム2』
普通の殺人鬼VS警察で殺人鬼が無双したり、主人公が犯人と拳で勝負したり色々と酷い。もちろん良い意味で。相変わらず動機の後出しオンパレード。謎解きミステリーじゃないからその辺をフェアにやる必要はないのかもしれないけど、仄めかすくらいはあっても良いんじゃないかと。伏線が全く無い状態でメインの犯人が出てきた時の「誰?」感が半端ない。
『スクリーム3』
マスコミ女が情報収集能力を発揮したり、主人公が迷いなく犯人の頭を打ちぬいたりと、女性が益々タフに。主人公は戦い慣れし過ぎて男と普通に殴り合うし。襲われ方がコントみたいになってきて、ホラーというより最早コメディ。主人公の母親がクソビッチで、プロデューサーがその原因で、シリーズの犯人は被害者で、襲われた人たちはとばっちりという散々な話だった。
『スクリーム4』
毎度、犯人の身体能力の高さとしぶとさが気になるシリーズ。今回は犯人側にも拗らせまくった強い思いがあって、その思い故に根性で機動力を上げてしぶとくなってるんだなと、何か、妙に感心してしまいました。ただ、終盤の一人コントはどんな顔をして見たら良いのあれ。自分が主人公になるために必死すぎだろ。
不自然な行動が多すぎて、大分序盤から主犯は従妹だろうとは思ってたけど、相方はさすがに予想してなかった。いや、怪しいとは思っていたけど、それ以上に女警察官の方が怪しいと感じたんですよね。でも、今までの犯人の法則として、主犯はシドニーに恨みがある人、共犯は割とどうでもいい人(関係性が薄く動機が雑)というのがあるので、確かに、女警察官が共犯だと動機が整い過ぎてる感はある。……真剣に犯人当てなんてしてないけど、予想が外れるとちょっと残念。