ホラー・オカルト

過去に見たはずなのに全然覚えていなくて、新鮮な気持ちで観れて楽しかった。伝説のお墓があんな大変な場所にあったとか、娘がシャイニング的な能力持ちとか、生徒が一生懸命助けようとしてくれてたとか、全く覚えてなかった。幼児無双がメインだと思っていたのに、終盤に少しある程度で、殆どが儀式にまつわる気味の悪い話だったし。

先生に感謝した生徒が忠告をしてくれたけど、もっと具体的な言葉にしてくれないと、先生、そこまで察しが良くないから。というか、馬鹿だから。最初に猫を埋める前に止めないと、先生、割と早い段階でメンタル壊れちゃうから。爺さんの言動を不審に思わないで猫を埋めちゃうし。猫で懲りてる筈なのに子供も埋めちゃうし。子供で散々な目にあってるのに嫁まで埋めちゃうし。

超常現象によるホラー的な怖さは無いけど、キング作品によくある人間の嫌な感じが面白い。怪しかったり狂ってたり病んでたり馬鹿だったり。あと、生徒がボロボロ幽霊スタイルで先生一家を助ける為にあれこれ尽力してるのが微笑ましい。状況が良い方向に進むと満面の笑みで喜ぶし。なにあの可愛い幽霊。あんな可愛い幽霊が必死に止めてるのに、一切言うこと聞かない先生、本当、クソ馬鹿。

ホラー・オカルト

良作だけど悪魔が胸糞。鈍器でぶん殴りたくなるくらい胸糞。驚かせるシーンがほぼ無いので怖くはない。メインテーマ以外のBGMも過剰な効果音もなく淡々としている。家自体に問題があるわけでもなさそうだし、親子だってちょっとストレスが多いだけで、何かをやらかしたわけでもないので、どうして悪魔に憑りつかれたのか分からないし、分からないまま終わるのでスッキリしない。理由なく子供が悪魔に憑りつかれるというのは嫌な展開だけど、憑りつき方一つにしても、日本と海外の違いが面白い。日本は得体のしれない不気味さがあるけど、海外は本人や周囲に対する嫌がらせで不快。

年齢と病気の所為で不安しかなかったメリンは、予想外に頼れるお爺さん神父だった。病気には勝てなくて残念だけど。悩める神父程度だと思っていたカラスはメンタルが瀕死状態だった。母親関係で色々と悩んでるとはいえ、神父業をやってる割に動揺し過ぎ。最後にキレて悪魔に物理攻撃かましてたけど、悪魔相手に無理心中が効くとは思えない。一応、一般人でも自己犠牲で悪魔を払えるみたいだから、倒すわけではなく、子供から払うだけならそれでよかったのかな。

親子のシーンだけ見ると時間の流れを感じないから、短期間で取りつかれて大惨事になってる気がするけど、合間に入るカラスのシーンでは、母親を自宅介護状態から施設に預けた後に亡くしているので、思った以上に時間が進んでいるのがわかる。それだけ子供が苦しめられたわけで胸糞倍増。

一時期カットされてたとかいう噂のブリッジウォークは、完全にギャグだからカットしたままで良かったと思う。それ以外のシーンと毛色が違い過ぎて戸惑う。

ホラー・オカルト

グダグダだった過去作に比べたら全然良い。でも、SAWシリーズを沢山見てきた所為で、最初のゲームで脱落した人は死亡シーンを見せてないから死んでないんだろうなとか、顔が分からない死に方をさせてるから、ゲームシーンと捜査シーンは時間軸が違うんだろうなとか、主人公の背中の傷は過去にゲームに参加させられた時にできたんだろうなとか、色々と予想がついてしまった。まぁ、主人公の傷に関しては、登場人物の話をちゃんと聞いてない所為で、拷問によるものというミスリードに気付けなかっただけなんだけど。

主人公主催のゲームで、最終的に助手に裏切られるパターンだと思っていたので、助手が単なるジグソウマニアだったのは意外だった。まさか何も絡んでないとは。それにしても、ジグソウのゲームは元々、自分や他人の命を粗末に扱う人にエグい手段で命について考えさせ、ほぼムリゲーでもクリアできれば解放していたのに、いつの間にか、罪を犯しながらも逃れている人を罰するだけになったんですね。後継者もこれで4人目だし、ジグソウ、このまま無限増殖できそう。

ホラー・オカルト

『ザ・ドール』
呪いの人形がアナベルっぽいなと思いながら見たら、冒頭がもろアナベルだった。内容は全く違うけど。クズがクズい事をして殺されるという自業自得の話で、巻き込まれた周囲がただただ可哀想。怨霊が大暴れするシーンが安っぽいのは残念だけど、気付いたら背後に居る演出はゾっとしていい。

『ザ・ドール2』
身内のみで被害を抑えてるだけマシだけど、今回もクズの所為で大騒ぎ。終盤なんて人間同士で殺し合いしてるし。こんなに怨霊を応援したの初めて。怨霊の出方はビックリ系にシフトチェンジ。オサレポーズで登場も。アナベルもそうだけど、あんな不気味な人形を子供の時に見たら絶対にトラウマだと思うんだけど。

ホラー・オカルト

エド・ウッドの映画を教えてもらい、どこかで聞いたことあるなと思ったら、死霊の盆踊りの人だった。脚本だけらしいけど。そんなわけで、死霊の盆踊りの感想。

最初こそ等速で見ていたけど、盆踊りが始まってからは倍速。一応、最後の方は等速に戻したけど、戻した事を後悔するくらい苦痛だった。ものの数分なのに。あり得ないくらい面白くないので字幕を読む気すら起きず、ただひたすら流れる映像を眺めていた記憶しかない。見ている時の私は死んだ魚の様な目をしていたと思う。裸の女が踊るのを延々と見せられるホラー映画って何なんだろうね。

出演者が教材用映像かと思うくらいに棒読みなので、外国語をほぼ聞き取れない私でも、何となく何を言っているのかが分かる。分かったところで映画が面白くなるわけでもないし、映画の大半を裸の女の盆踊りが占めるので、何のメリットもないけど。