ホラー・オカルト

『死霊館』
エンフィールド事件を先に見て、結果、微妙だったのに性懲りもなく見たけど、やはり悪魔や魔女はピンとこない。アナベル人形が怖い。実際の人形はファンシーなのに。

『死霊館 エンフィールド事件』
ホラー映画として観たけど、オカルト映画だった。音が煩かったり、恐怖演出がギャグだったり、悪霊が荒ぶったり。全く怖くないし、ドキドキ感の欠片もない。実際の出来事を元に作ってるから仕方ないのかもしれないけど、広範囲の人たちに霊障が目撃されていて、追い詰められている感じがない。終盤に少しだけ謎解きミステリーの雰囲気になる所は面白かったし、ラストに実際の資料を持ってくるところなんかはゾっとして良かった。

『死霊館のシスター』
悪魔が銃を構えたり、悪魔が人間を素手で水に沈めたり、一般人が死霊的なものを武力で撃退したりと、割とバイオレンス。ホラー演出はビックリ系。静寂からの爆音で驚かせるタイプなので、驚いた後にイラっとする。さすがに嫌になって煩くない程度の音量にしたら、通常会話が聞こえなくなるというクソバランス。怖くもないのにただ爆音というだけで心臓が跳ね上がるのが嫌なのでそのままにしたけど。そこそこ真面目に見たはずなのに、どのタイミングで乗り移られたのかが分からなかった。本名を聞いた辺りかな。

ホラー・オカルト

ファイナルデスティネーションシリーズ5作目。本来の死に方からして手が込んでいて、死神の気合いの入りっぷりがよく分かる。再度殺す為にヒトコロスイッチ以外にも罠を大量に仕掛けたり、最終的に面倒臭くなって雑なやり方で殺したりするのも面白い。

今作は1作目よりも過去の話だったわけだけど、折り畳み式携帯電話を使っているのが伏線と言われても、公開当時がスマホ時代だとは気付けないので、もう少し早い段階で察することができるような何かがあればより楽しめたんじゃないかと思う。最後の飛行機で「あ……」となるのも、それはそれで良かったけど。

寿命上書きなんて新しいルールが出てきたのに、普通に長生きせずに主人公が死んで、寿命上書きとは状態。寿命を奪った刑事さんがそもそも短命だったのか、死神が面倒臭くなって一気に殺しにかかったのか。まぁ、最後の飛行機のくだりをやりたかっただけで、寿命上書きとか忘れてたんだろうな。

最後に過去の死亡シーン集が流れたけど、私の一番好きなエアバッグボンからの頭部に鉄骨ドンが無くて残念。でもこうやって見ると、やはり、1から2の流れが一番面白かったと思う。死を回避する為にルールを模索していたり、再死を回避すると更に死ぬ順番が後回しになるとか、再死は本来の死に方と同じとか、色々とワクワクする要素が多かった。

ホラー・オカルト

B級だと思っていたら良作だった。ビックリポイントは少な目だけど緊迫感はちゃんとある。尺を稼ぐために喚いたり喧嘩したりするシーンが無いので苛々せずに済む。ジェーン・ドゥの正体や、爺さんばかり痛めつけられるのにも理由があったので、ホラー映画にありがちな、何故こんな事になったのか分からなくてもやもやする感じが無い。メインの登場人物が爺さんと青年のみというのも珍しくて良かった。序盤以降、女の悲鳴を聞かないホラーとか初めて。

ホラーとしては正しい設定なんだけど、何の落ち度もないのに、偶然、呪詛アイテムと接してしまったがために呪い殺されるとか、なかなかに酷い。ただ殺すんじゃなくて、嫌な思いを散々させた挙句というのがもう。おかげで後味が悪い。

ジェーン・ドゥに火を放ったら予想以上に燃えたので割と冷静に消火器で消すのとか、登場人物が異常事態に慣れちゃって段々驚かなくなるのに、見てる側はいつまでもビクってなるから何だか恥ずかしかった。

ホラー・オカルト

ジャケットとふわっとしたイメージしか記憶にない状態だったけど、新鮮な気持ちで見れたし、思っていた以上にホラーコメディで楽しめた。昔見た吹き替えがかなりふざけていた記憶があったけど、字幕もなかなかふざけていた。ビートルジュースは訛りがある設定なんだろうか。

タイトルにもなっているビートルジュースが大して目立ってないどころか、終盤に出てきてちょっと暴れてやっつけられる悪役ポジションだったのが意外。幽霊夫婦に有難迷惑な手助けをする悪魔と、何も知らないで幽霊屋敷に住む住人のドタバタコメディだった気がしたけど、大分改竄された記憶だったみたい。

ホラー・オカルト

日本のタイトルがB級センスで酷い。所々だけど効果音とBGMが煩い。ゾンビの動きは良い意味で気持ち悪かった。ただ、動きが激しすぎる所為で、集団で押し寄せてこられると笑ってしまう。海外によくある気合いの入ったゾンビフェイスを、同じアジア顔でやられると何故か恥ずかしい気持ちになってしまい、襲ったるわー!という顔をされる度に画面を直視できなくなる。ゾンビになって人を襲うのも大変なんだなと思えるパニックホラーで面白かった。

ゾンビ役の人たちの圧が凄い。しかもアクティブだから絶望感も凄い。軍隊も簡単に負ける程の身体能力を持ってるのに、極端な鳥目という設定で、道中のトンネルでの緊張感も出ていて良かった。途中、ゾンビの群れを駆け抜けてきた人たちを追い出す胸糞があるけど、直ぐにざまぁな展開になるので思わず笑いが出た。回収早すぎ。

主人公が脇役によくある酷いクズで驚いた。途中からクズっぷりを発揮する脇役にバトンタッチするまで立派なクズだった。単なる脇役だと思った妊婦の旦那さんが主人公的な立ち回りをするのも驚いた。散り様までも主人公だった。でも、一番驚いたのは、主人公の子供がスカートを履いていた事。あの顔は絶対男の子だと思ったのに。