ホラー・オカルト

主人公が変わったのは別に良いんだけど、これといった特徴のない脇役を急に主人公に持ってこられても……と思っていたら、ちゃんとクソビッチが主人公だった。前作の影響で良い子になってしまってるんじゃないかと心配したけど、ちゃんと、自分さえ幸せだったらOKのクソビッチで安心。

前作は殺されるのをあの手この手で回避しようとしていて、その上をいく犯人の殺害方法にバリエーションがあるのは分かるんだけど、今作で自殺をするのにバリエーション豊かにする必要はあったんだろうか。面白いしテンポも良いから内容に問題は無いんだけど。あと、別次元の世界の話が出てくると、移動した場所や時間の流れが合わなかった時に辻褄を合わせるためにあれこれ考えるから、ティーンホラーなのに疲れて困る。

ホラー・オカルト

クソビッチも頑張るんだけど、常に相手が一枚上手なのと、クソビッチの素行が悪過ぎて孤軍奮闘するしかなくてちょっとフフっとなる。あれだけ執拗に主人公を狙うんだから連続殺人犯が相手じゃないのは分かっていたけど、ルームメイトは強さ的に違うだろうと思っていたので、ホラー映画お約束の、殺意があると何故か強くなるパターンなんだなと納得するしかなかったのは残念。

ループする理由は判明するのかなとか、殺し方のバリエーション的に相手も何となくループしてそうな感じがあるけど、その辺はどうなってるのかなとか気にしながら見たけど、ループする理由は分からないままだし、相手はループ関係なく主人公よりも頭の回転が良かっただけだった。面白かったからまぁいいか。

ホラー・オカルト,日本映画

ゴミクソ家族の日常を見続ける時間が退屈。がっつり飛ばしたいけど、所々で愉快なホラーシーンが入るし、後々の為に見ておいた方が良いシーンがあったらと思うとやたらとは飛ばせないし。馬鹿旦那のお花畑シーンはさすがに飛ばしたけど。娘が元凶扱いだったり、あの家が狙われた理由が分からなかったり、登場人物の関係性が雑な部分はあったけど、噂の柴田理恵は頼もしかったし、霊能者集結も映像として盛り上がったし、原作に興味を持たせる作りで良かったと思う。

ブギーマンが日本に来たら、能力者を蹴散らすとんでもない化け物になるのが凄い。海外にいる時はクソガキを袋詰めにして誘拐する程度なのに。まぁ、映画ではアレ扱いだし、原作でもブギーマンが訛ってぼぎわんになって、色々とあった馬鹿旦那の家系に付きまとう何かをそう呼んでるだけっぽいので、恐怖の実体化という意味でのブギーマンなんだろうけど。

ホラー・オカルト

最初は幽霊版MIBみたいな感じ。途中からは能力者が絡む刑事もの。幽霊が絡む事件を扱う部署という設定は大好きだし、登場人物に色んな背景があるのは良いんだけど、連ドラでスポットを当てて1話丸々使い切るような話を、1時間半程度の映画にブチ込み過ぎ。今回の話だけで言ったら、マスターに憑依されてる子は何か分からないけどそんな存在、程度で良かったと思う。何だったら、主人公の二人の母親の話だって無くても良い。母親に関する過去の後悔が物語の展開に何も影響してないのだから。あと、終盤の唐突なコメディ演出やまさかのルシファー落ちには何とも言えない気分にさせられた。

ホラー・オカルト

師匠が雑に死んだり、縄の登場が無理やりだったり、鼻水が出過ぎだったり、アクション系のシーンがギャグだったりするけど、でも、道士様という存在が出てくるだけで大体の粗がチャラになる。そして怖さもチャラになる。まぁ、そもそもが怖くないけど。道士様の活躍や儀式を期待する所為で、恐怖演出が鬱陶しく感じてしまう。そんな事より道士様を出せと。そういえば最後、道士様が完全に殺された状態だけど、今のご時世、犯人は悪霊ですとか通用するんですかね。