ホラー・オカルト,日本映画

子供の頃に見たらグロさもあるし、多分、ちょっとしたトラウマ。大人になってからだと、本職じゃない人たちの演技の下手さが気になるし、その時代の撮り方なんだろうけど、顔面アップのリアクション(顔芸)多用で落ち着かない。亡くなった母親の形見だからって、10代後半の女の子がワンピースを持ち歩く設定もピンとこない。

今見ると怖くないし、ホラー独特の緊張感も無いけど、懐かしい雰囲気で面白かった。でも、散々人の子供を焼き殺しておいて自分だけ昇天するラストは納得いかないし、山村さんが謎のままで終わってしまったのも残念。ヒントくらい欲しかった。

あんな雑な供養塔だから壊されるんだよと、ちょっと思ったりもしたけど、まぁ、手頃な石が欲しいからって、いかにもな怪しい積み石に手を出すのがそもそも頭おかしいんよね。

ホラー・オカルト,日本映画

小さいまま殺しに来られてもそれはそれでチャッキーじゃねぇかとなるんだけど、大人の人間サイズでナチュラルに動かれるのは、割と簡単に中身が人だと分かるのでどうかと思う。上手い具合に呪い感を出しつつ、むやみやたらと動かずに招待客を殺したりとかできなかったんだろうか。……あ、本当に日本人形が巨大化して殺戮マシーンと化すのは楽しそう。

呪いと見せかけて犯人は人間だったり、サマーキャンプでの出来事が発端だったり、海外ホラーリスペクトなのかな。唐突なレズもいちゃつくカップルが最初に死ぬお約束のやつだし。

ホラー・オカルト,日本映画

主人公グループ:3年前に一緒に行った友達が自分たちの所為で行方不明になった遊園地だけど、その時の事よく覚えてないし懐かしいから遊びに行っちゃおう!

怨霊:グループ内で主人公とだけ仲良くしたいから、他の人にはあなたたち嫌です空気を出して付き合いも悪くして、その態度にウンザリした他の人たちに嫌がらせで呪いの噂を試してよと言われ、その事を主人公に言ったけど大した反応が無かったので「主人公って他の人たちに日和ってるよね」と暴言を吐き、イラっとした主人公に呪いの噂を試したら?と言われたら、逆切れして怨霊化。

呪う方も呪われる方も馬鹿だった。

ホラー・オカルト,日本映画

ホラー要素のあるミステリかと思って見たんだけど、オカルト風味の人間ドラマだった。信じない人には効果が無いというのが、気付かない限り幽霊は見えない系で結構期待した。けど、人物紹介が終わった途端にクライマックスな人間ドラマが始まって、こっちはやっとキャラ把握したとこなのに盛り上がられて困惑状態。大して深まってない絆が壊れかけたところで何の感情も動かないのよ。契約の辺りで実は岡田は死んでる側なんじゃないかと思いながら見てたんだけど、まぁそんな事なくて、改めてオカルト風味の人間ドラマなんだなと再確認した。

ホラー・オカルト,日本映画

お化け屋敷タイプではあるけれど、そこまでイラっとくる脅かし方は無い。シライサンの顔もデカ目かつ黒目オンリーなだけなので、ウサギみたいな小動物だったら可愛いのになと思える程度。不気味ではあるんだけど。

シライサンは明るい所でも余裕で出てくるアクティブタイプ。手は割と中年だった。話を伝え広げる役目の人は長めに生かしておく計算高さもある。一応、襲来時にやり過ごす方法はあるけれど、そのために映画一本分の間シライサンと見つめ合うとか絶対無理。

映画は呪いをエンドロールで拡散していて何だそれ状態。嫁の原作設定が映画でもあれば納得できた。原作の嫁は自分さえよければ感あるけど理解はできる。映画の嫁はエンドロールの所為で自分を守るために必死過ぎて呆れる。