ホラー・オカルト

日本のタイトルがB級センスで酷い。所々だけど効果音とBGMが煩い。ゾンビの動きは良い意味で気持ち悪かった。ただ、動きが激しすぎる所為で、集団で押し寄せてこられると笑ってしまう。海外によくある気合いの入ったゾンビフェイスを、同じアジア顔でやられると何故か恥ずかしい気持ちになってしまい、襲ったるわー!という顔をされる度に画面を直視できなくなる。ゾンビになって人を襲うのも大変なんだなと思えるパニックホラーで面白かった。

ゾンビ役の人たちの圧が凄い。しかもアクティブだから絶望感も凄い。軍隊も簡単に負ける程の身体能力を持ってるのに、極端な鳥目という設定で、道中のトンネルでの緊張感も出ていて良かった。途中、ゾンビの群れを駆け抜けてきた人たちを追い出す胸糞があるけど、直ぐにざまぁな展開になるので思わず笑いが出た。回収早すぎ。

主人公が脇役によくある酷いクズで驚いた。途中からクズっぷりを発揮する脇役にバトンタッチするまで立派なクズだった。単なる脇役だと思った妊婦の旦那さんが主人公的な立ち回りをするのも驚いた。散り様までも主人公だった。でも、一番驚いたのは、主人公の子供がスカートを履いていた事。あの顔は絶対男の子だと思ったのに。

海外映画

1よりも演出強化が凄まじく、主人公は完全に超人。それに伴って、周囲の動きも超人化。インド人って頑丈なんですね。物語も常に動き続けるから、余計な事を考えている暇が無くて時間があっという間に過ぎる。終わり方がすごくあっさりで物足りなかったけど、多分、インド映画はそういう終わり方なのかと。背景とか時間とか燃える前に逃げられるだろとか、ちょいちょい気になる所はあるんだけど、最終的にそんなのどうでもいいやと思えるくらい面白かった。

1ではあれだけ賢かった伯母上が、すっかり夫と息子の嘘を信じる愚かな女性になってしまってガッカリした。2のヒロインは既にカーチャン要素が入っていて、カーチャンを巡るオッサンVSオッサンの構図に複雑な気分になる。自分が死ぬのはいいけど、主が手を汚すのは耐えられないからと、息子の様に思っている相手を主の命令で殺す感覚が分からない。拒んで一族皆殺しにされるのが嫌とかならまだ分かるんだけど。あと、1のヒロインが殆ど出てこなくて寂しい。めっちゃ可愛いのに。

映画祭り

暴行シーンは見たくないので飛ばして、ほぼ復讐シーンのみの視聴。

『ラスト・ハウス・オン・ザ・レフト 鮮血の美学』
リベンジ映画なのにリベンジに至るまでが長い。そしてリベンジが短い。一般人で復讐初心者な上、心に決めた復讐じゃなくて突発的な復讐だから見ていてハラハラする。犯人側からしたら、たまたま立ち寄った先の人の良さそうな住人にいきなり襲われるという、定番の海外ホラーなんだなと思うとちょっと面白い。ある意味被害者でもある犯人側の息子は復讐対象外で安心した。

『サベージ・キラー』
暴行されて殺された主人公が謎の儀式により生き返り、伝説の大酋長と融合して超戦士パワーを手にし、犯人たちを血祭りにあげるというトンデモリベンジムービー。犯人側に先住民の敵がいるので、復讐に燃える大酋長が超戦士パワーの大盤振る舞い。アクションはかなり頑張っているのに、腸の綱引きや気合いの雄叫びがギャグ仕様。でも、復活に時間がかかりすぎて肉体の腐敗が進む主人公の痛々しさや、どんな状態でも変わらず好きでいてくれる恋人と、結局は腐って死ぬしかない主人公の切なさもあったりで、トンデモリベンジ映画なのに、主人公には幸せになってほしいと思ってしまった。

『サベージ・キラー2』
1みたいに暴行されて殺された女が古の戦士と融合して超戦士になるのかと思ったら、そもそも女がプロの人だった。死ぬまでに30分、そこから生き返るまで20分、復讐するのが20分、その後色々あって約1時間半の映画だけど、かなり頻繁に飛ばしたので、実際の視聴時間は20分程。アクションも効果音もチープ。カメラワークも演出も下手。とても分かりやすいクソ映画だった。

海外映画

テンポが良く、主人公周辺は常に大惨事なので飽きなかった。ただ、プレデターという種族自体にさほど思い入れが無い身としては、登場するプレデターの区別を装備の程度でしかできないので、半裸だった奴が途中で装備を手に入れてしまうと、シーン変更後に突如として現れたプレデターがどのプレデターか分からずに混乱する。敵プレデターだと思っていたのが味方プレデターだったり、敵プレデター犬だと思っていたのが味方プレデター犬だったり。というか、プレデター犬とかいるんですね。凶暴で手が付けられないのかと思ったら普通に犬でビックリ。

1作目みたいにチームを組んでプレデターに挑むわけだけど、主人公と女しか生き残らないのは目に見えているので、まぁ、何というか、チームへの期待感が薄い。プレデターの襲来を知らせたり、犬を手懐けたり、囮になったり、宇宙船を墜落させたりと、皆、結構頑張ってるのに。今回は即席チームだから特にというのもあるけど、仲間の死が流れ作業であっさりしてるのが1と似てる。1のネイティブの人みたいに、え、お前、それはちょっと……という気分にさせられる奴もいるし。研究職の女の身体能力が軍人と同程度で、あり得ないんだけど面白かった。

プレデターのテーマだけでなく、1でよく流れていたポコンポコン鳴るBGMもあったのは嬉しかった。あれ、敵のテリトリー内で狙われてる感があって好き。

海外映画

『ジュラシック・パーク』
後半はよくあるパニック映画。中盤までは子供たち、特に姉の言動にイラつかされる。最初の恐竜襲来時に姉が無意味にライトを点けたり喚いたりしなければ、怪我人も死人も出ず、もっと楽に逃げられたんじゃないのかと。パニックものだし事態を悪くしないと、というのは分かるけど、何の脈絡もない無意味な行動を入れるのはやめてほしい。

『ロスト・ワールド ジュラシックパーク』
レビューではボロクソに言われているのを目にしていたけど、ずっと画面が暗いのと、身内の戦犯が何のエピソードもなくふわっと居なくなるのと、終盤の展開がなんじゃそりゃなくらいで、別に悪くなかった。自業自得でピンチになった仲間を助ける普通に良い人なのに、その結果、無残な死に方をしたエディさんは可哀想だけど。

『ジュラシック・パーク3』
助手は考え無しだし、子供の両親は割と馬鹿だし、子供と主人公くらいしかまともな奴がいなかった。ハリウッドでは、女は喚き散らしながら無駄行動をし、ヒステリックを起こして周囲に迷惑をかけなきゃいけない決まりでもあるのか。状況を考慮できないなら死んでしまえばいいのに。恐竜パニックなのにクソ馬鹿女へのイラつきが尾を引いて楽しめなかった。