日本映画

頭を働かせずにぼーっと見る分には何の問題もなく見れる程度の内容。中盤まではまだ展開に興味を持って見ていられる。中盤以降は消化試合。メイン以外の登場人物にも有名どころを当てているのが凄く無駄。もしかしたら、犯人の予想をさせ難くしているつもりなのかもしれないけれど、犯人と犯行の内容は中盤で大体の予想がつくので、惑わされる事も驚く事もない。予想と違ったのは黒幕のメンタルが思ったほど黒くなかった事と、御手洗がドラマ版と違って、自分勝手で面倒臭い奴ではなかった事くらい。邦画の例に漏れず、環境音だけが響くシーンが多くあるので、睡眠導入にはもってこい。

映画祭り

『ブライト』
アクションとか演出は多分頑張ってるんだろうけど、ストーリーがつまらな過ぎて何も印象に残らない。登場人物のやり取りも面白みのないものばかり。特に、吹き替え翻訳が状況に全く合っていなかったり、格好つけた言い回しをして滑っていたりと酷かった。

『ヒットマンズ・ボディガード』
天然クズと純粋クズによる、昔ながらのアクションコメディ映画で思った以上に楽しめた。ストーリーは特別練られてるわけでもないし、登場人物の心情はまともに描いてないし、シーンの繋がりが明らかにおかしい所もあるんだけど、アクションシーンが派手で格好良かったし、主人公たちのやり取りも緩急あって面白かった。

『キック・アス』
前半がかなり苦痛だった。冴えないオタク系主人公がヒーローに憧れて調子に乗る話は、観ているこっちが恥ずかしくなる。悲劇が起きてから主人公が覚醒して格好良くなるのがこういう話のお約束なんだけど、主人公は別に大して覚醒もしないし格好良くもならないから肩透かし感がある。あ、でも、これってキック・アスというタイトルでヒット・ガールが主人公の話だから、一応、主人公は覚醒して格好良くなってるのか。

海外ドラマ

なんという蛇足。面倒臭くて空気の読めない主人公が、人の気分を害しながら事件を解決していくのが面白いのに、主人公とヒロインが結婚のきっかけを掴むためにグダグダする話なんて誰が望んでるんだよ。

主人公のメンヘラ属性が更に強化されたのが気持ち悪い。ヒロインの自分勝手な言動に、主人公が直ぐ「うんそうだね。君の言う通りだ。僕が悪かったよ」と引いてしまうのも気持ち悪い。ヒロインがその言葉に調子に乗って、自分の身勝手さを顧みないのも気持ち悪い。あと、あの新人さんが死ぬ理由が、主人公が新人さんの死をヒロインに重ねて恐怖する為だけってのが酷過ぎる。

海外ドラマ

レッドジョンが出てきて「成程お前だったのか」的な雰囲気を出されても、途中で飽きてちゃんと見てない所為で、このおっさん誰だっけ?となった。あとで調べたけど大して目立つ役でもなかったし、正体を現してからの小物加減が酷かったから、何にしてもガッカリ。天才的に頭の切れる犯罪者じゃなかったのかと。レッドジョンの設定を盛りすぎた所為で、直接対決が復讐馬鹿VSカリスマ馬鹿状態。あと、悪い権力者が集まった結社もおなかいっぱい。単なる頭の良い犯罪者集団でいいじゃんか。レッドジョンの関係者もだけど、無関係の人まで主人公の所為でボコボコ死んでるし、大団円っぽくしてるけど、こんなん全然スッキリせんわ。

中盤のCBI関係者が復讐される話は、予想外の所から追い詰められてる感があって面白かった。犯人はレッドジョンより全然頭が良さそうに見えた。その後の話は、主人公とヒロインの恋愛中心で、事件はおまけ扱いになっていて、つまらなかった。

海外ドラマ

人間関係に力を入れ始めた所為か大分鬱陶しくてグダるシーンが増えた。各シーズンの最初と最後以外は、あらすじを見て、メインストーリーに絡みそうな話だけ見ればいいかなという感じ。シーズン1の様に、信頼はしてるけど辛辣な言葉が飛び交う雑な同僚関係であってほしかった。ああいった話で個々の過去話とか人間関係とか、あまり興味が持てない。