海外映画

プロメテウスの純粋な続編だと思っていなかったので、記憶になくて考えるところもあったけど、思っていたよりも退屈せずに見れました。出てくる奴らがクソ馬鹿カップル祭りじゃなければもっと楽しめたと思います。本当、あいつらは何ですぐにパニックになったり、後先考えずに行動して窮地に陥ったり、人の話を聞かなかったり、自分の感情を優先したりするんだろうか。変に一致団結すると問題を乗り越えたり、そもそもトラブルにならない危険があるんだろうけど、あそこまでクソ馬鹿共を集めなくても良かったんじゃないですかね。あまりにもクソ馬鹿行動ばかりするものだからさすがにうんざりする。

主人公が終盤で半リプリー化するのはワクワクしたけど、クソ馬鹿共に寄生して誕生するエイリアンにはクソ馬鹿要素も遺伝するわけで、今作で暴れまわったエイリアンは結局クソ馬鹿だったのかと思うと何か悲しい。

映画祭り

『ダークハウス』
予想していたよりも面白かった。動機や行動の裏付けをしっかり作ればミステリ物として今より良くなりそう。ただ、警察がとことん無能だから、警察周辺のテコ入れもしないと苛々するだろうけど。声が出せない事をアピールしない所為で誤解されて殺されたり(アピールしない理由は特にない)、無線を切れば悪魔は手出しできないのに、頑なに切らずに洗脳される部分は(切らない理由は特にない)、ホラーじゃなかったら立派なクソ要因。

『ザ・カナル 悪魔の棲む場所』
嫁はクズ。旦那はキチ。子供は可哀想。家庭が不仲でも文句を言わず、母親が死んでも騒がず、父親のキチガイ行動も受け入れ、一切の我儘を言わない良い子なのにあのオチ。でも、あのオチのおかげで能面顔でキチを見るだけの映画で終わらずに済んだ。

『ザ・インシデント』
大騒ぎになるまでは単調でつまらない。大騒ぎになってからは画面が暗くてつまらない。入所者も好き勝手やってるだけで、主人公たち限定で敵意を向けてきてるわけじゃないから緊張感がない。でも、いくら好き勝手やってるだけと言っても、主人公が全裸に剥かれてオイルを塗りたくられるのは唐突過ぎて困惑する。何のプレイなのあれ。

『ダークルーム』
昔ながらの脱出ホラー映画で目新しさも無いし、冒頭のかくれんぼの謎も解けないし、何だか時間を無駄にした気分。主人公が事故を起こしておきながらアタシ悪くないを徹底してるのと、やたら酒焼けヤンキー声なのが気になった。

映画祭り

『霊戦英雄伝』
弟子が4人も居ながら、ガタイのいいのと禿げしか役に立っていなかった。残り2人は色ボケしてるだけ。道士様が最後キョンシーと共に爆散してめでたしめでたしだったけど、敵側の大師に操られたキョンシー予備軍がどうなったのかとか、キングキョンシーみたいな奴が爆破ごときで消滅するのかなとか、色々疑問が残った。法術戦が全くないのも残念。

『エアベンダー』
個人的には好き。3部作らしいけど、多分、続きが作られる事はないだろうなという感じ。中二心を擽るアニメ的な面白さだったから全部見たかった。ナレーションでかっ飛ばしてる割には、必要性を感じないシーンが多かったので、その辺を削って話詰めこんで、前後編くらいでどうにか作って欲しかった。

『エリア52』
割と色々大惨事。疑心暗鬼で騒ぐのがメインだと思っていたら、予想に反して血みどろだった。超能力バトル計画を企んでる割には幻覚と行動操作くらいしか出てこなかったり、主人公は生かして利用するとか言っておきながら別に利用してなかったり、微妙なところがある。でも、中盤から幻覚や心理操作を前面に押し出してきて、何が本当の事か分からなくなるし、ネタバレも予想し難くなるので退屈せずに見れた。宇宙人とかゴリラはギャグ。

『ゴーストバスターズ』
アクションとは少し違うけど。初代のやつ。こんなイラっとする内容だったっけ……と記憶違いを疑うくらいに面白くなかった。小さい頃見て面白かったもので、今見ても面白いと思えるのって、本当、少ない。

ついでに、ロメロのゾンビも見た。アルジェントが関わってるだけあって、BGMがまぁ煩い。

映画祭り

『センター・オブ・ジ・アース』
昔テレビで見てそこそこ面白かった記憶があったけど気のせいだった。駄目じゃないんだけど中途半端というか無難というか、とにかく退屈。アトラクションとしてなら面白いと思う。

『スーサイド・スクワッド』
つまらなくはないんだけど、特別面白くもない。色々と惜しい映画と言われていて、確かにそんな感じ。これといって、目立って印象に残るようなシーンもない。序盤のワクワク感MAXからのグダグダな後半というところでファンハウスを思い出す。ファンハウスはB級グロ映画なので、比較するのは両方に対して申し訳ないけれど。

『アドレナリン』
良いクソバカ映画だった。最後はしんみりかと思ったらちゃっかり生きてるし。やってる事は結構痛々しいのに、酷い下ネタとキチキャラオンパレードの所為で、映画全体としては完全にコント。

『アドレナリン ハイボルテージ』
前作より更にバカで下品で、出てくる奴ら全員がどうかしてる映画だった。ステイサムはどれだけ酷い目に合おうとも元気で走り回るし、とばっちりで周囲が散々な目に合ってもフォローがないし、登場人物全員の雑な扱いに笑いしか起きない。最後のNGシーン集で、ステイサムが「真面目な顔してこんなことできない」と言っていたけど、本当、そうだと思う。

ホラー・オカルト

無駄に痛々しい。主人公の妄想オチかなと思わせておいて、実はそうじゃなかったというのはいいんだけど、もう少し伏線が欲しかった。患者がずっと演技をしていたという展開も、患者の言動に対して違和感が全く表現されてないから、父親の存在と繋がりようがない。バタバタと人が死んでいくのもショッキングとかより笑いが出た。あれは完全に流れ作業。

主人公は結局、あの状態だと精神を病んで人を殺しまくった扱いになりそうだけど、友人を騙して薬を勝手に処方したり、自分の心の安寧の為に話すべき事を黙っていたりと、信用されなくても自業自得な部分がかなりあるから何も同情できないというか、寧ろ苛々するから捕まっとけな部分すらある。