海外映画

過去4作を再度見たのですが、初期はオプティマスが真面目に活躍していて感激しました。頻繁に口が悪かったり乱暴者だったり頑固だったりするけど、今みたいにおいしい所を持っていく以外は口先だけの無能上司じゃなかった!素敵!人間に対してはどれだけ雑に扱われても大事にするのに、同種族には全く容赦ない所とかもいいわー。

変形する時にやたら回転する仕様じゃないし、結構、今と違っているところがあって、全作観たはずなのに殆ど記憶に残ってない自分には新鮮な感じ。軍人さんは対立の後仲良くなったんじゃなくて最初から純粋に良い人だったし、バンブルビーは歴戦の勇士様だったし、記憶違いも多かった。最新作にも出ていた緑の彼が、あんなヒラヒラコート的なオサレ衣装だった事すら記憶にないし、初見の映画は基本的にストーリーを追ってるだけで、画面は見てないんだなと再確認しました。

何か、シリーズ通して人間側がゴミクズ過ぎるから、一度でも酷い対応をした人間は変形の際にでもうっかり踏み殺していいんじゃないかな。

映画祭り

『デッドガール』
ゾンビ映画だと思って見たら、登場人物全員が頭のネジゆるゆるで呆れるだけの映画だった。女ゾンビが一応出てくるけど、裸体を披露しておきながら何の存在感もないという酷さ。主人公が常識人に見えてアレな人というオチにしたかったのかもしれないが、初っ端から目線含めてアレな人だから何も驚かない。

『ドント・ノック・トワイス』
面白くなってきたと思ったらつまらなくなる。つまらなくて眠くなると面白そうな展開になる。その繰り返し。親子の愛情も全然伝わってこない。ラスト数分のネタバレも本来なら「あぁ!そうだったのか!」となるはずなのに、丁度つまらなくなったところで来るものだから「あーそうなんだー……」となる。

『デーモン・インサイド』
隣人は覗き魔で、レイプ犯は逆恨みをし、医者は個人情報をばらまき、主人公は不法侵入をして、親友は頑なに主人公を信じないという、8割方、頭のおかしい人たちが頭のおかしい行動を取る映画だった。でも、幽霊の演出が所々和風で緊張感はあった。

映画祭り

『ブラッド・ブレイク』
ストーリーにも画面にも動きがない所為で眠くなる。やっと牢屋の外に出て画面に変化が出始めた頃にはオチも読めるしどうでもよくなってくる。ただひたすらつまらないとかではなく、面白くなりそうな要素があるのにそれをうまく扱えていない感じ。アルバトロスの信頼の凄さに震える。

『オキュラス 怨霊鏡』
ビックリドッキリの怖さはないけど、なかなか良い鏡無双映画だった。序盤、姉の記憶と弟の記憶のどっちが正しいのかはっきりしなかったり、終盤、何が現実で何が過去で何が幻覚なのかが分からなくなったり、ホラーお約束のバッドエンドだったりで盛り上がりも充分あった。ただ、姉が勇ましいことを言っておきながら、結局は終始鏡に翻弄されているだけだったのが残念。もう少しやり返せる要素があれば、最後の絶望感も際立ったのに。

『ザ・パック 餌になる女』
主人公が猟奇殺人者か拷問マニアに囚われて酷い目に合う話だと思って身構えていたら、割と普通にゾンビが出てきてポカンとした。ゾンビバトルとゾンビサバイバルを足して10で割って水を大量に注ぎ込んだうっすい話。

海外映画

スターク社長のダメ人間っぷりを改めて実感できました。誰がメインの映画だよこれ。社長は人間性に問題があるんだから、大人しく金とアイデアの提供だけしておいて、他は専門家に頼めばいいのに。スパイダーマンに対しても悪役に対しても、空気は読めないし、他人を思いやる気持ちには欠けてるし、本当、対人間に関してはクソだな。適役の悪落ちするきっかけには同情しか出てこない。

サムライミ版と違って大分子供らしく見えるので、調子に乗った行動を取ったり、格好つけてたりしても穏やかな気持ちで見てられます。サムライミ版は、設定は高校生~大学生のはずなのに、童顔のいい年したおっさんが超人的な力を手に入れてはっちゃけてる感が凄かった。居た堪れなくてスクリーンから目を逸らす事もあったくらい。今回、勉学に関する頭の良さが際立ってた事もあって冴えない童貞感が弱くなってたけど、それでもやっぱり恋愛でグダグダしてる所なんかは鬱陶しいなと感じました。サムライミ版でもそうだったけど、学生のグダった恋愛要素いらんわ。

私の老いた目ではカメラの動きについていけないところもあったりしましたが、それでも、画面がぐわんぐわん回転して目を回すことが無かったので助かりました。テンションの上がるオサレアクションがなかったのが残念。そういえば、スパイダーマンって視力と聴力に優れてるんじゃなかったっけか。わざわざスーツの能力に頼らなくても、普通に遠くの声も聞こえる気がしたけど……記憶違いかな。

海外映画

シナリオは、どこぞの「アーサー王は女だったんだよ!!」と同レベル並みに酷い。でも、アクションや、取り敢えず色んな物をぶっ壊しとけ路線は相変わらずだったので、安心して見れました。オプティマスはポンコツなのにやたらと持ち上げられるカリスマうんこ化が酷くなってるけど。「オプティマスはやっぱすげーや!」とか、「こんな時にオプティマスがいたら……!」とか言われる度に、あのうんこに何が出来るんだろうと複雑な気持ちになるから、そろそろ彼がちゃんと真面目に活躍するストーリーを作ってもらいたいです。司令官コンボイは酷い天然だけど、一応、メインヒーローなんだよ。故郷に帰った途端に何となく洗脳されて、バンブルビーの声を聞いたら何となく洗脳が解けるとか、ポンコツ過ぎて涙が出るわ。

オプティマスはあまりにもポンコツ過ぎて、ブチ切れた騎士たちにボコられるし、バンブルビーは出てくるだけで可愛いし、新キャラは悉く頭が沸いてるし、今回は今までよりもコメディに特化していたので、バカ映画好きとしてはかなり満足度が高いです。ただ、クライマックスが複数回ある所為で、落ち着いた時に映画自体の長さを感じてしまい、これから敵の本拠地に突入だ!の辺りで、俺たちの冒険はまだまだ続くエンドになるのではと本気で不安になりました。あの時点で2時間半以上経ってる感じがしたんだよな……。

ロボットたちの変形アクションはどうしてあんなに無駄に回転するんですかね。無駄な回転好きにはたまらないけど、そうやって回転する事によって誰かが巻き添えにならないかと冷や冷やします。あ、今回は一般市民が逃げ惑うシーンが無かったので、エキストラによる格好良い避けアクションがなかったのが凄く残念です。大規模アクション映画を観る時の楽しみになってるのに。