画面が暗かったりカメラアングルが悪かったりで、何が起こってるのか分かり難かった。主人公たちは死にかけの状態で生と死の中間世界にいて、謎の存在に襲われると現実世界に戻るとかだろうと適当に予想をしながら惰性で見ていたら、残り10分の種明かしで予想を外されて面白かった。あー、そっちだったかーという感じで。伏線もしっかり目立つように張ってあったし。メインで動く人たちは今の人数でいいけど、スポットを当てる人物を決めて掘り下げたら、ダレる前半も楽しめたかもしれない。ただ、そうするとネタバレ部分が予想しやすくなって微妙になるかもしれないけど。
サプライズ
効果音がうるさい。BGMの使い方がうんこ。最初の人が殺されるまで時間かかりすぎ。でも、一人死んでからは一気に面白くなった。女たちがギャーギャーうるさいけど。母親が死んだあたりから恋人が怪しくなってきて、弟の行動にも怪しさが出てきて、弟の恋人なんて最初から怪しくて、どの辺がサプライズなんだろうなと思っていたら、ヒロインの設定がサプライズだった。序盤なんて負ける気がしないレベルで頼り甲斐あるし。あのヒロイン、自爆で負傷しなければ終盤もっと無双してたんじゃなかろうか。それにしても、あんな状況でヒロインだけ生き残ってたら、まず疑われるよな。実際、犯人たちを皆殺しにしてるわけだし。犯人に対して仕掛けた罠で警察官も死なせてるし。
ミラーズ
そこそこ面白くて予想外だった。アメリカホラーお約束の、悪魔相手に肉弾戦になるノリ、嫌いじゃない。おかげで最後は完全に拳でファイティング。鏡が弾けた時に取り込まれて肉弾戦が可能になったとかなら納得いくんだけどな。それにしても、キーファー・サザーランドが主人公というだけでホラー感が無くなる。オカルトシーンが出てきても謎の組織に狙われる刑事の話にしか見えないし、ホラーな展開も薬中主人公が錯乱してるか、あるいは犯人の罠的な何かにしか思えないし。吹き替えで見たから怖さや緊迫感が感じられなかっただけかもしれないけど。
元同僚が主人公の頼みに対して何も言わずに手を貸してくれる聖人なもんだから、どこかで死んでしまうんじゃないかと思ったけどそんな事はなかった。良かった。
ホラー映画祭り
『ファンハウス』
設定と序盤は物凄くワクワクするのに、いざ殺戮が始まってからのガッカリ具合と言ったら。何も期待していなければ、可もなく不可もなく無難なB級ホラーとして見れるのかも。ホラーらしくちゃんとバッドエンドなのは良かった。
『グッドナイト・マミー』
拷問シーンが痛い。かなり序盤からオチが予想できたので、よくあるストーリーだなぁで終わった。双子が可愛い。でもあれ、事故とか関係なく、片方がそもそもちょっと嗜虐性のある子だったんじゃないか。
『道化死てるぜ!』
コメディホラーとはいえ、殺戮が始まるまでに40分以上かかると思わなかった。あらすじを知ってるなら、40分過ぎてから見始めるのが時間の無駄にもならずいい感じ。殺される猫がモロぬいぐるみで安心した。
ホラーじゃないけど初代マッドマックスも見ました。ヒャッハー集団による狩りが苦手だと再認識。映像的には全くエグくないのですが。個人VS個人や集団VS集団ならどんな相手でもバチコイなんだけどなぁ……。デスロードの方が大衆向け娯楽度がアップしてて見やすいかも。つまらないけど。
ホラー映画祭り
『1408号室』
先が分かるようで分からず、なかなか面白かった。ホラーなのに全く怖くないうえに、スティーブンキング原作なのに後味爽やかという異色な作品。ただ、解釈によってはバッドエンド。
『サイレンス』
グロくはないけどちょっと痛そう。序盤はわくわくした。中盤は寝た。終盤は頑張って起きた。友達の恋人が死んだのが主人公の所為でもやもやした。出てくる猫が亡くなった愛猫と同じ種類だったので、あれが殺されてたら心がエグられてたかもしれない。
『キャビン』
普通のホラー映画じゃないのは知っていたけど、最初からそれが分かるようになっていたのは意外だった。中盤くらいまで引っ張ると思っていたので。というか、シガニー・ウィーバーがいるなら、古き者なんて簡単に倒せるんじゃね?
『グレイヴ・エンカウンターズ』
1と2両方。1はブレア・ウィッチ・プロジェクトみたいな感じで、ひたすら眠くてつまらない。2はシナリオに謎解き要素を入れてきて面白そうにしておきながら結局はつまらない。でも、1よりは全然マシ。ホラー部分は1も2もうんこ以下。さすが、信頼と実績のアルバトロス。