日本映画

シリーズラストという事でずっと気になっていたのをやっと見たのですが、サスペンス映画だと思ったら恋愛映画でがっかり。今までは恋愛はおまけ状態だったのに、今更メインが恋愛になられてもこっちはそんなつもりで見てないから困る。あと、黒幕の演技がびっくりするくらい棒で、緊迫したシーンがギャグになって萎えた。散々危険な目にあって現在進行形で命を狙われてるというのに、この期に及んで娘の身の安全確保がザルで萎えた。雪平本人とその周辺もやたらブレてて萎えた。今作の裏切り枠は雪平に惚れた所為でブレるし。前作の裏切り枠も今作では敵のふりしてるだけでずっと味方だし。前作の裏切り枠なんて、いけ好かない上司になったから仕事より恋愛優先にしました!と言われても納得してしまうくらいの掌クルクルでビックリ。三上だけはドラマの時から雪平の為に組織についていたわけだから全くブレてないけど、一条の活躍の為に何の見せ場もなく死ぬという酷い扱いでもうね。

ややこしくて面倒で扱いにくい雪平周辺の奴らを皆殺しにして、引っ張りすぎて忘れかけてた雪平の父親殺しの犯人もブチ込んで無理やり終わらせた感じでした。今回は誰がどんな風に裏切るのかなと期待しながら見れるから苦痛ではなかったけど。まぁ、うん、山路が生き残ったからもう何でもいいや。

海外映画

割と丸く収まってるのに後味が微妙で、その何とも言えない感じが良かったです。見終わった後の「……えぇ……いや……何か……えぇ……」というあの独特な感覚。ハッピーエンド至上主義なのでテンションの下がりっぷりが半端ないですけど。フィッシュバーンとかあれ大丈夫なんだろうか。マットデイモンの嫁が単なるクソビッチで終わってしまったのも、それが現実なんだろうけどモヤモヤするし。あと、最後の感染経路が分かるシーンはBGMも相まってゾっとしました。豚と蝙蝠云々で経路の予想はついていたけど、あんなの突然変異の可能性がありすぎて恐ろしいわ。あのシーンの所為でテンションダダ下がりですよ。未開の地に触るの駄目絶対。

とまぁ、概ね満足なのですが、最初から最後まで大きな盛り上がりもなく淡々と話が進んでいくので、正直、1.5倍速くらいで見たかったです。等速はちょっとつらいな。

海外映画

サイコブレイクとアウトラストにワイルドスピード要素をちょっと付け足して、母ゴリラが人間になる姿を描いた、いい感じのクソ映画でした。対人間や対ゾンビの魅せアクションがないので、アクションシーンが物足りなくなるのが致命的。シーン転換の為にアリスが悉く敵の罠に引っかかるのが鬱陶しい。アリスの素性に関しても、今更という感じで驚きの欠片もない。終わらせるために頑張って纏めたみたいなので甘めの感想になってるのにこの有様。でも、ブレイド2やマトリックス2みたいに寝る事はなかったので、退屈ではなかった。ハムナプトラ3みたいにクソ過ぎて映画そっちのけで他の事を考えるという事もなかった。

ウェスカーが酷い空気。お前出てくる必要あった?というくらいに何もしてない。ウェスカーである必要がないくらいに何もしてない。レッドクイーンとお喋りしてただけ。逆に、ラスボスの博士がくっそ強くなってた。立場も含め、インフレし過ぎてもうどれがオリジナルか分からないレベル。何だよ戦闘予測システムって。何で生身の人間にそんなプログラムを組み込めるんだよ。そもそも博士って一研究員として出てきたはずだろ。いつの間にアンブレラのボスになったんだよ。

あ、前作で生き残った人たちは誰も出てこないのな。ジルの再登場もそうだけど、エイダやレオンを出したのは何だったんだろう。そして、謎のクレア押しも何なんだろう。

海外映画

吹き替えしかやって無かったので、登場人物の名前もろくに覚えられなかったり、私の耳の悪さの関係で「あ?何だって?」となったりしつつも(ジンとジーンと寺院で混乱)、いつも通り、困難な状況に立ち向かった結果、多くの犠牲の上に作戦が成功したよ!やったね!という安定のスターウォーズストーリーでした。途中で、ん? と思う所はあったはずなのですが、終わったら忘れてしまったので、私にとっては大した事じゃなかったみたいです。吹き替えの声も、主人公がゴリラ顔なのに可愛らしい声で違和感を感じた以外は不満は無かったです。その主人公の声も演技自体は普通だったので、あれ?って思ったのは最初だけでしたし。

私が無駄な動きのあるオサレアクション好きになったきっかけである、カンフーアクションが少しだけですが見れて満足です。本当、何であんなに回転するんだろうな。格好いいし、回転に合わせて服がひらひらするのも好きだからいいけど。飛んだり回ったりしてる暇があったら適当に物を投げた方がダメージ効率がいいのはわかるけど、個人的には物を投げる暇があったら飛んでハイキックを入れた後、回転して足払いをしろと思います。やっぱりオサレアクションはええな。

ベイダーさんの登場シーンでまさかのヌード姿を晒すのかとドキドキしました。私は一体、何を期待したんだろう。

海外映画

原作を読んでいないのでどのくらい差異があるのか分からないのですが、前二作に比べたらパッとしない印象で、ミステリ色が消えてサスペンス色が強めになっていました。逃げ回るシーンばかりで薀蓄披露や暗号(謎)を解いたりする事もあまり無いし。逃げ回るのはダヴィンチコードも同じなのにどうしてこうなってしまったのかと。どんでん返しだってダヴィンチコードは成程なぁと思えたのに、インフェルノは、まぁそうなると思った、という感想しか出てこないし。犯人側と組織側のアレコレも、要らんだろそのシーンと思うのが多かったです。終盤は盛り上がるはずなのに凄く冷めながら見てました。拳で勝負的な演出とかミステリでは要らないんだよなぁ。

前二作も基本駆け足で、決して褒められる出来ではなかっただろうけど、個人的には面白いと感じられる部類だったから、今回の出来には大分がっかりさせられました。序盤は訳が分からないながらも今後の期待感もあってワクワクする、中盤は全員が胡散臭くなって少し冷める(作ってる側の惑わせてやろう感が凄い)、終盤はいちゃこらシーンとバトルシーンで能面タイムになる、見終わった後は友人らしき人がどうなったのか分からずににもやもやする。……うん、原作を買おう。