映画祭り

『呪い襲い殺す』
ホラーにしては主人公が比較的マトモ。皆を巻き込みやがってと責められていたけど、最初の情報量じゃ誰も呪われるなんて思わないし。急に降って湧いた様な真相は微妙だったけど、テンポよく進むからずっと退屈せずに見れた。

『杏林医院』
死にかけ道士とへっぽこ道士見習で、どうして心霊ツアーなんてやろうと思ったのか。映像的には確かにホラーなんだけど、見ていてやるせない気持ちにさせられるので、ホラーの感じがしない。というか、赤い奴誰なんだよクソ驚いたじゃねぇかふざけんな。

『除霊師』
除霊方法が違うそうじゃないだったり、幽霊なのかゾンビなのか妖怪なのか最早よく分からなかったり、ホラーに見せかけたアクションかと思いきやラブストーリーだったり、兎に角とっ散らかっていて、考えるのを止めて見るしかなかった。

映画祭り

『超高速!参勤交代』
微笑ましいシーンだけでなく、当然、ハラハラするシーンもあるのだけど、トラブルがあっても皆が割と前向きなので、見ていて暗い気持ちにならないのが良い。訛りがなかなかで、たまに何を言っているのか聞き取りにくい時がある。今回は丸く収まったけど、悪い人たちが一掃できたわけではないので、何か不安。

『超高速!参勤交代 リターンズ』
基本はコメディなんだけど、敵側が恨み全開な所為で、前作よりも大分悲惨な状態になってしまって心が痛む。無理難題を知恵と運でどうにかするのが面白かったのに、戦うシーンが増えてしまって、違うんだよなぁとなる事がしばしば。演者が頑張ってるから見たけど、正直、飛ばしたくなった。

『殿、利息でござる!』
もっとガッツリお馬鹿なコメディ映画なのかと思ったら、あったかハートフルコメディだった。様々な思惑は有れど、皆で協力して宿場を救うという展開に心が温かくなりつつ、偶に挟まれるコメディシーンにフフっとなり、終盤は皆の想いに胸が痛くなり、最後はほんまに良かったなぁとしみじみする。

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『南極料理人』
おっさんたちの日常を切り取っただけなのに面白かった。小さなゴダゴダはあれど大きなトラブルがあるわけでもなく、ダメ人間はいるけどクソ人間はいないので微笑ましく見ていられる。ハラハラすることもなく終始穏やかな気持ちでいられるけど、盛り上がりには欠けるので、気付いたら終わってしまったという感じ。

『ザ・マジックアワー』
監督はずっと一人でハラハラドキドキしてるけど、役者本人が勘違いしたままだから、思っていたよりは緊張感が少なかった。茶番が酷過ぎて面白いかどうかは微妙。

『ステキな金縛り』
本当に落ち武者がいるから、いつもの勘違いによる綱渡りで無駄に緊張させられることが無い。見えようが見えまいが、周囲が割と状況を受け入れてくれるので、分かってもらえないもどかしさにイラつく事も無い。結構好き。

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『蜘蛛の巣を払う女』
タイトルとあらすじでドラゴンタトゥーの女みたいだなと思ったら続編だった。キャストが一新されているので続編とはまた少し違うのかもしれないけど。前作もそうだったけど、最後の方になるまで退屈なシーンが多い。

『LUCY/ルーシー』
相変わらず演出がクドくてダルいシーンが多いけど、展開は気になるし、ベッソン演出を飛ばしちゃうのも勿体無いから、1.5倍速くらいで見ると丁度良いと思う。脳の10%云々に興味も知識もないので、そうなんだーと受け入れられたのが良かった。

『オールド・ガード』
裏切り者が裏切ったあとすぐ「気持ちが空回っただけで本当は良い人」になるもんだから、裏切ったことが物凄い茶番に見える。水の底にいる仲間に触れないまま進むから放置プレイで終わるのかと思ったら、最後に続編を匂わせる形で出てくる。全体としては悪くないのに話の持って行き方が残念だった。でも終盤の銃撃戦がスマートで格好良かったから全部チャラ。

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『ディアボリカル』
そわぞわドキドキさせる事もなく、あっさり化け物が出てくるので全く怖くない。母子家庭で金が無くて困ってるのに働いてる描写がなかったり、子供が虐めっ子に抗議したら子供の方を叱ったり、そういう母親のクソさにイラっとすることの方が多かった。

『パラサイト・バイティング 食人草』
ほぼ全ての元凶がクソ馬鹿眼鏡女の所為というのが凄い。友人カップルがトラブルを引き起こす馬鹿代表だと思っていたら、主人公カップルの方が頭が沸いていて、友人カップルは寧ろ被害者な方だったり、元凶のクソ馬鹿眼鏡が生き残る胸糞エンドだったり、意味ありげに出てきた部外者は本当に単なる部外者だったりと、楽しいB級映画だった。

『エンドレス・エクソシズム』
騒がしいビックリホラー。時々ゾワっとする演出有り。ヒステリックでトラウマ持ちで依存症というお約束主人公。人が見てると霊安室で大人しくしているけれど、目を離すと直ぐに霊安室から出ていくアクティブ系悪魔。主人公が積極的に襲われない理由は明かされないまま。