映画祭り

『ブライト』
アクションとか演出は多分頑張ってるんだろうけど、ストーリーがつまらな過ぎて何も印象に残らない。登場人物のやり取りも面白みのないものばかり。特に、吹き替え翻訳が状況に全く合っていなかったり、格好つけた言い回しをして滑っていたりと酷かった。

『ヒットマンズ・ボディガード』
天然クズと純粋クズによる、昔ながらのアクションコメディ映画で思った以上に楽しめた。ストーリーは特別練られてるわけでもないし、登場人物の心情はまともに描いてないし、シーンの繋がりが明らかにおかしい所もあるんだけど、アクションシーンが派手で格好良かったし、主人公たちのやり取りも緩急あって面白かった。

『キック・アス』
前半がかなり苦痛だった。冴えないオタク系主人公がヒーローに憧れて調子に乗る話は、観ているこっちが恥ずかしくなる。悲劇が起きてから主人公が覚醒して格好良くなるのがこういう話のお約束なんだけど、主人公は別に大して覚醒もしないし格好良くもならないから肩透かし感がある。あ、でも、これってキック・アスというタイトルでヒット・ガールが主人公の話だから、一応、主人公は覚醒して格好良くなってるのか。

映画祭り

『ホステル』
ゴア描写は痛そうだなーと思う程度で、脱出劇になる終盤の方が緊張した。前半は退屈。BGMと映像がちょいちょい合ってない。シチュエーションや描写に生理的嫌悪感を感じなかった。そういえば、何で最後にチキンのオッサンが殺されたのかが分からない。主人公はオッサンが会員だって知らないはずなのに。

『アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ 1&2』
3の予備知識として見たので、暴行シーンはすっ飛ばしてリベンジシーンだけ。どこにでもいる普通の女性がいきなり強くなるのは、不自然だけど嫌いじゃない。復讐方法は結構エグい。目には目をという感じの復讐方法らしいので、本当、前半は見なくて良かった。

『アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ3』
1、2とは方向性の違う作品とは知っていたけれど、本当にガラッと方向性を変えていたので無事に最後まで見れた。どんどん壊れていく主人公がどうなってしまうのか気になる。バッドエンドではあるけれど、散々酷い事をされた主人公の精神的には別にこれで良いんじゃないかと思える。

映画祭り

『ザ・ウォード 監禁病棟』
普通に面白くて飛ばさず真面目に見てしまった。舞台が精神病院なのと、病院関係者の患者たちへの対応である程度察しはついたけど、それでも先の展開は気になったし、ホラー部分ではちゃんとドキドキした。主人公がしぶといのも良い。ラストも予想してたのにまんまと驚かされた。

『ルーム205』
学生の日常シーンが長々と続くのが苦痛。30分以上経ってやっと人死にが出てまともに見れる内容になったけど、それでも飛ばし飛ばしじゃないとしんどかった。普通に殺人事件として警察も動いてるし、悪霊云々なんて通用しない状況で事件も解決してしまって、一体どうするんだろうと思っていたら、一応、ホラーらしくちゃんと病んで終わっていたのはまぁ良かった。

『デッド・ノート』
死神無双の話かと思ったら、死神は罪人を集める事と魂を回収する事しかできないから、始末自体は主人公に丸投げする話だった。前半はくっそダレて何回か意識を飛ばしたけど、後半は結構良かった。上半身裸のランボースタイルに有刺鉄線を巻きつけるという、エキセントリックな姿で再登場する上司がド変態過ぎて色々と持っていかれたけど。幼い頃の主人公に一目惚れしたものの、ロリはよろしくないから大人になるまで我慢した死神も、紳士に見えて立派な変態だと思う。

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『ダークハウス』
予想していたよりも面白かった。動機や行動の裏付けをしっかり作ればミステリ物として今より良くなりそう。ただ、警察がとことん無能だから、警察周辺のテコ入れもしないと苛々するだろうけど。声が出せない事をアピールしない所為で誤解されて殺されたり(アピールしない理由は特にない)、無線を切れば悪魔は手出しできないのに、頑なに切らずに洗脳される部分は(切らない理由は特にない)、ホラーじゃなかったら立派なクソ要因。

『ザ・カナル 悪魔の棲む場所』
嫁はクズ。旦那はキチ。子供は可哀想。家庭が不仲でも文句を言わず、母親が死んでも騒がず、父親のキチガイ行動も受け入れ、一切の我儘を言わない良い子なのにあのオチ。でも、あのオチのおかげで能面顔でキチを見るだけの映画で終わらずに済んだ。

『ザ・インシデント』
大騒ぎになるまでは単調でつまらない。大騒ぎになってからは画面が暗くてつまらない。入所者も好き勝手やってるだけで、主人公たち限定で敵意を向けてきてるわけじゃないから緊張感がない。でも、いくら好き勝手やってるだけと言っても、主人公が全裸に剥かれてオイルを塗りたくられるのは唐突過ぎて困惑する。何のプレイなのあれ。

『ダークルーム』
昔ながらの脱出ホラー映画で目新しさも無いし、冒頭のかくれんぼの謎も解けないし、何だか時間を無駄にした気分。主人公が事故を起こしておきながらアタシ悪くないを徹底してるのと、やたら酒焼けヤンキー声なのが気になった。

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『霊戦英雄伝』
弟子が4人も居ながら、ガタイのいいのと禿げしか役に立っていなかった。残り2人は色ボケしてるだけ。道士様が最後キョンシーと共に爆散してめでたしめでたしだったけど、敵側の大師に操られたキョンシー予備軍がどうなったのかとか、キングキョンシーみたいな奴が爆破ごときで消滅するのかなとか、色々疑問が残った。法術戦が全くないのも残念。

『エアベンダー』
個人的には好き。3部作らしいけど、多分、続きが作られる事はないだろうなという感じ。中二心を擽るアニメ的な面白さだったから全部見たかった。ナレーションでかっ飛ばしてる割には、必要性を感じないシーンが多かったので、その辺を削って話詰めこんで、前後編くらいでどうにか作って欲しかった。

『エリア52』
割と色々大惨事。疑心暗鬼で騒ぐのがメインだと思っていたら、予想に反して血みどろだった。超能力バトル計画を企んでる割には幻覚と行動操作くらいしか出てこなかったり、主人公は生かして利用するとか言っておきながら別に利用してなかったり、微妙なところがある。でも、中盤から幻覚や心理操作を前面に押し出してきて、何が本当の事か分からなくなるし、ネタバレも予想し難くなるので退屈せずに見れた。宇宙人とかゴリラはギャグ。

『ゴーストバスターズ』
アクションとは少し違うけど。初代のやつ。こんなイラっとする内容だったっけ……と記憶違いを疑うくらいに面白くなかった。小さい頃見て面白かったもので、今見ても面白いと思えるのって、本当、少ない。

ついでに、ロメロのゾンビも見た。アルジェントが関わってるだけあって、BGMがまぁ煩い。