映画祭り

暴行シーンは見たくないので飛ばして、ほぼ復讐シーンのみの視聴。

『ラスト・ハウス・オン・ザ・レフト 鮮血の美学』
リベンジ映画なのにリベンジに至るまでが長い。そしてリベンジが短い。一般人で復讐初心者な上、心に決めた復讐じゃなくて突発的な復讐だから見ていてハラハラする。犯人側からしたら、たまたま立ち寄った先の人の良さそうな住人にいきなり襲われるという、定番の海外ホラーなんだなと思うとちょっと面白い。ある意味被害者でもある犯人側の息子は復讐対象外で安心した。

『サベージ・キラー』
暴行されて殺された主人公が謎の儀式により生き返り、伝説の大酋長と融合して超戦士パワーを手にし、犯人たちを血祭りにあげるというトンデモリベンジムービー。犯人側に先住民の敵がいるので、復讐に燃える大酋長が超戦士パワーの大盤振る舞い。アクションはかなり頑張っているのに、腸の綱引きや気合いの雄叫びがギャグ仕様。でも、復活に時間がかかりすぎて肉体の腐敗が進む主人公の痛々しさや、どんな状態でも変わらず好きでいてくれる恋人と、結局は腐って死ぬしかない主人公の切なさもあったりで、トンデモリベンジ映画なのに、主人公には幸せになってほしいと思ってしまった。

『サベージ・キラー2』
1みたいに暴行されて殺された女が古の戦士と融合して超戦士になるのかと思ったら、そもそも女がプロの人だった。死ぬまでに30分、そこから生き返るまで20分、復讐するのが20分、その後色々あって約1時間半の映画だけど、かなり頻繁に飛ばしたので、実際の視聴時間は20分程。アクションも効果音もチープ。カメラワークも演出も下手。とても分かりやすいクソ映画だった。

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『ラバランチュラ 全員出動!』
トンデモ要素を含みつつ、意外と普通のモンスターパニック映画で面白かった。面倒臭い説明も演出もなく、早々に大惨事になるから退屈しない。車の爆発は使いまわしの爆炎CGで覆ってみたり、犬の焼死体はぬいぐるみを燃やしてみたりとなかなかチープ。でも、個人的には蜘蛛のCGを頑張ってるだけで素晴らしいと思える。消火器がやたら長持ちだとか、車窓から見える景色がループしてるとか、場面が変わったら前の演出は無かったことになってるとか、蜘蛛殲滅作戦が鮫竜巻と同じ「何となく出来る気がする作戦」だとか、細かい事を気にしてはいけない。

『メガ・スパイダー』
ラバランチュラの監督という事で期待して見たけど眠かった。物語が半分経過するまで画面が地味で退屈。でも、内容はしっかりとしたモンスターパニックコメディだった。手堅い作りの所為で、トンデモを楽しむB級映画としての面白さが減っているけど。

『ガーディアンズ 呪われた地下宮殿』
蜘蛛はちゃんと気持ち悪かったけど、他が全て微妙。一見普通の冒険アクションっぽいけど、ちょいちょいチープさが出てくる所為で、どのスタンスで見ればいいのか分からなくなる。弟救助の要素は要らない。

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ジャンルバラバラ。悪くなかったものと刺さらなかったもの、あと、時間の無駄だったもの。

『グースバンプス モンスターと秘密の書』
モンスターが出てくるまでが苦痛。そこに至るまでを飛ばしたところで何の支障もない。グースバンプスという時点で子供向けと思って見たけど、思った以上にファミリー映画だった。片手間に緩く見るのが良いと思う。お約束展開にお約束ギャグ、お約束のオチもあって、中盤以降は悪くない。

『ヘイトフル・エイト』
面白い展開になるのは目に見えてるのに、やり取りがひたすら眠い。毒殺辺りから画面もストーリーも大きく動き始めるから目が覚めた。私に向いてなかっただけで、刺さる人にはとことん刺さりそうな雰囲気の映画だった。

『ヴァン・ヘルシング』
主人公とヒロインは頑丈なだけで弱かった。ヒロインなんてまともに戦うシーンすらなかった。アクション自体も格好良くなかった。話の持って行き方もつまらない。主人公が謎の人物だった事すら興味が無くて忘れてるのに、最終決戦で敵の口から真実が語られても困る。いいからさっさと決着付けろと思うくらい。純粋に面白くない映画だった。

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『悪魔のいけにえ』
殺人鬼一家の趣味にドン引きし、主人公たちのウザさにイラっとする。主人公が上げ続けるドスのきいた叫び声と、レザーフェイスのチェーンソーが普通に騒音。ホラーシーンが今の過剰な演出に慣れている所為で物凄くシュールに感じた。

『死霊のはらわた(2013年版)』
それなりに驚かされたし、死霊は汚くて気持ち悪いし、思っていたよりも良かった。死霊を呼び出してしまった友人が元を取る勢いで活躍するのが素晴らしい。兄さんも即席でAEDを作れちゃうし、ホラーにしては男たちが有能。原作の3作目が「キャプテンスーパーマーケット」というアメコミヒーロー風タイトルで、もう何が何やら。

『ルール』
主人公の所為で何の罪もない人が殺される話。主人公の過去が明かされた時点で犯人の目的が復讐だと予想がつく。けど、それだとあまりにもありきたりな展開なので、予想を裏切るどんでん返しがあるんじゃないかと、最後まで飛ばさずに見れたのは良かった。まぁ、どんでん返しなんてなかったわけだけど。

『ペイ・ザ・ゴースト ハロウィンの生贄』
30分経ってやっと画面を見る気になるくらいに序盤がつまらない。不意に出てくる怖い顔にはちゃんと驚ける。ただ、あっちの世界に行ってからはファンタジーになってしまって緊張感ゼロ。何の解決もしてないから、これからもハロウィンには子供が攫われ続けるわけで、どうするんだろうねこれ。

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『エビデンス -全滅-』
ブレアウィッチやREC系のホラーかと思って見たら割とサスペンスだった。最後に犯人が「警察を出し抜いてやったぜ!」とネットにアップした動画でドヤ顔晒してるけど、警察だけじゃなく動画視聴者にも完全に身バレしてるし、今後はどうするつもりなんだろうか。

『ケース39』
あらすじから子供が悪魔憑きか何かかと思ったら悪魔そのものだった。目新しいものが全くない所為もあって、つまらないわけじゃないけど面白くもない。

『ファイナルガール』
主人公が美しい殺し屋見習いという設定なのに、歩き方が凄く不細工だった。それどころか立ち姿が既に不細工で目を疑った。冗談はその太ましい体だけにしろと言いたくなる。面白くないのに主人公の不細工な動きが気になって最後まで見てしまった。