前作はDCコミックスのヴィランを知らな過ぎて楽しみ所が分からず、何となくぼけーっと見て、気付いたら終わっていた感じだったけど、今作はお約束を意識したクソダサ演出の馬鹿映画として見たら割といけた。アクションシーンは結構良いし、クソダサ演出も段々格好良く見えてくる。まぁ、7割程度あるシリアスシーンは面白みが無いし、狙った感じで入れてくるコメディ要素はかなりしんどいけど。
ドクター・ドリトル(2020年版)
子供向けのコメディ冒険映画なんだろうけど、日々の生活に疲れた老人にも癒しになった。エピソードの繋ぎはナレーションとかでかっ飛ばすから、メインイベントを連続して見ている感じで、せっかち人間には丁度良い。雑と言われればそれまでだけど。普段は鬱陶しい事が多い子供も出しゃばり過ぎず、かといって受け身過ぎずで微笑ましく見ていられた。良い子や。
モータルコンバット(2021年版)
とどめがグロい格ゲーが原作らしい。映画は部位破壊はあるけどアッサリしてエグさは無い。エグさがないからグロさもさほど感じない。ある程度ファンタジー映画を見ていたりゲームをやっていればすんなり受け入れられる設定。たとえよく分からなくても、話の流れは「戦って覚醒して闘う」しかないので問題ない。アクション映画ですら等速で見るのがかったるいレベルのせっかちなので、序盤の主人公がウダウダやってる感じがかなりダルい。
スプリット
アンブレイカブルの続編なのは知っていたから、殺人鬼ホラー的な怖さは無かった。スリラー映画の緊張感はそこそこ。複数人格なのは最初から分かっていたけど、それぞれの行動理由がよく分からず、何とも息苦しい状態が続いていた。中盤から外部との接触が出てきて各人格の考えや派閥が判明し、ヒロイン(主人公?)の行動も活発になる為、謎の解放感が出てくる。3作目の存在を知っていたので、ジェームズが野放しでも気にならなかったけど、前作同様、何とも言えない虚しい気分で終わらせてくる。解決してるんだけど何かなぁ……のやつ。
マトリックス レザレクションズ
今作のネオは自分の作ったゲームとして過去の記憶があるから、何これ幻覚?程度で済むけど、こっちは過去3作の記憶がほぼ消え去っているので、ずっと1作目序盤のネオと同じ、いや何かよく分からないんだけど状態だった。まぁでも、よく分かって無くても納得はしたので自分的には満足。話とは全く関係ないけど、体にプラグを差し込むために、あちこち金属の部品を埋め込まれてるの、芋虫の斑点を思い出してしんどい。