海外映画

大方予想通りの展開だったけど、ラストバトルが思っていたのと全然違って満足。ヒーローの知識が全く無い方が楽しめるパターンで、実際、何の知識も無かったので楽しかった。まぁただ、面白くなってきたのが90分を過ぎた辺りからなんで、終盤の畳みかけが無かったらかなり酷い感想になっていたと思う。

子供っぽい映画が好きなオッサンオバサン向けという感じだった。随所に笑いを挟みつつ、でもその笑いが古臭い。自分がそのタイプなのでフフっとなりつつも、ちょっと恥ずかしい。時代の流れについていけていない魔術師が、もうどうしようもなくなって、偶々呼び込んだ主人公に無理やり力を押し付ける件が好き。結果的に主人公で正解だったわけだけど。

ヒーロー(大人)の吹き替えが役者の顔に全く合ってないんだけど、ノリの良さが話の雰囲気に凄く合っているもんだから、この顔からこの高さの声は出ないよなぁと思いながらも、最後まで吹き替えで見てしまった。キャラとしての雰囲気は良いんだよ。でも俳優の外見と声のトーンが違い過ぎて違和感が凄い。

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シナリオが雑。バットマンがスーパーマンを危険視するのは分かるけど、何でスーパーマンがバットマンを嫌ってるのかが分からない。社長坊ちゃんがスーパーマンを陥れようとしてる理由もよく分からないし。もう皆あれかな。主義主張の違いとかそんな個人レベルの問題で喧嘩してるのかな。

お祭り映画なのに皆真面目で辛気臭いし、メインのバットマンからして過去のトラウマから過剰に悪を憎む病んだ人だし、ドラマ部分も戦闘部分も全然ワクワクしない。折角、どすこいアマゾネスがいるのに、戦闘シーンすら終盤しか楽しくならないのが残念過ぎる。

ベンアフレックとライアンレイノルズのしょんぼり感が似てる所為で、何かしょんぼり上司が溜息つきながら老体に鞭打つ映画に思えて仕方ない。全然、そんなんじゃないのに。

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初っ端から20分かけて頭のおかしいカーアクションを見せられ、これは頭を使う必要のない映画なんだなと分かる親切設計。実際、アクションがメインでストーリーはおまけ。お約束の効果音やスロー演出にワクワクできなければ、多分、普通のアクション映画。

ストーリーはオマケとはいえ、皆、それぞれに見せ場があるのに、ドクターだけはこれといった活躍もせずに終わってしまって、あの人何だったんだろうという感じ。最初の銃弾を取り出す時があの人にとってのクライマックスだったのかな。

パルクールは三人称目線で見る分には好きだけど、一人称目線は心臓がキュっとするから苦手。足場の狭い所をジャンプ移動とか、自分じゃないのに手汗ダラダラ。

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主人公も収容者だという事だけ知っていたけど、その部分だけは知っていた方が面白いと思う。単なる説明台詞やちょっとした仕草でも主人公に関わるんじゃないかと予想したりできるし、その予想が当たったり外れたりするのも楽しめる。ただ、その所為で、音声さえ聞いていれば良いだろうという、ながら見ができない。かったるいシーンも飛ばせない。伏線探しは楽しいけど疲れる。

どこからどこまでが現実で、どこからどこまでが妄想なのかはっきりしなくて悩む。死人が出てくるところは当然として、茶番が酷いところが妄想かなと思うけど。それとも職員が優秀な役者なだけで、ほぼ現実なんだろうか。そんな割と芸達者な職員が頑張ったのに、結局、主人公が過去に耐えられなくてロボトミーを望むから後味が悪い。空想に逃げるくらいだから、背負って生きるなんて無理なんだろうけど。あんな茶番劇をしないと現実を見れないくらい妄想に逃げるなら、嫁を殺した時点で死んどけば良かったのにと思う。

傍らにハルクさんがずっといた事に30分以上経ってから気付いて、何か気になって最初からまた見てしまったけど後悔してない。

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序盤はダルい。犯人捜しを始めてからはそこそこ。でも、主人公たちのやる事が無茶苦茶で、上手くいったからいいけど、行き当たりばったり的な行動は見ていて怖い。最後だけ頭使ったみたいだけど、あれだって、金と周囲の感情に任せただけだし。物語としては犯人について考えたりもするし、主人公たちの行動にハラハラもするし、兄弟に裏切り者がいないといいなとか心配にもなるし、一応、ホッとする終わり方ではあるし、深く考えなくていいから楽しくはあるんだけど、スッキリはしない。