海外映画

やりたい事は一つのはずなのに、あっち行ったりこっち行ったり。終始振り回されて、でも結局は本来のオチに辿り着くわけで、見ていて疲れる。主人公はスパイ映画によくある超人タイプではないから、結構、ぶん殴られたり吹っ飛ばされたりしていて安心感がない。二重スパイの話が出たあたりで、これなら死ぬ事はないだろうなと思いはしたけど、あまりにボコられるからちょっと心配になった。泥臭い格闘ばかりでオシャレアクションはないし、クライマックスにハイテンションBGMとかもなくて、一段落ついた後の疲労感が半端ない。最後のオチとか後味とかどうでもいいくらいに、重いアクションに疲れたという感想しか出ない。

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序盤は刃物もショットガンも余裕で受け止めてたのに、中盤では建物にブチ当てられただけでそこそこダメージを受けていてガバだし、最初のトーチャンの頭の違和感が凄くて内容入ってこないし、結局、武器と乗り物で強さが決まるし、偶にカメラワークがダサくなるけど楽しかった。アクアマンはジャスティスリーグの所為で、やさぐれた磯臭くて小汚いオッサンのイメージが強かったけど、この映画のおかげで魚介類を操る磯臭くて小汚いオッサンになった。映像は綺麗だし演出も面白い。なのに、常に磯臭さが漂うのは9割方、主人公の所為だと思う。

導入がダラダラとしていないのが良い。生い立ちを10分程度でまとめて、現在の自分を取り巻く環境については20分程。サクサクと話が進んでいく。海底のゴタゴタと歴史については右から左だったけど、アクアマン自体があまり興味ない顔してたから、こっちも別にいいかという気分になる。敵側がなんか頑張ってるのとイチャイチャはいらない。

アクアマンを付け狙う敵は元が自業自得なだけだし、王位争いも地上で生きてきたアクアマン的には興味ないわけだし、思っていた以上にアクアマンは巻き込まれただけの不運な人だった。地上VS海底は、言い出した瞬間から海底人の自作自演丸わかりで、襲ってきたぞー!のやり取りが茶番で恥ずかしい。

義理の弟役の人が肉体派なのは意外だった。心霊現象に巻き込まれるちょっと頼りないオッサンのイメージが強かったから。

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エピソード8からの軌道修正とエピソード9本編を一つにまとめた感じで、割と急ぎ足だった。レイの苦悩からの立ち直りは忙しなくて大変そうだなと思ったくらい。おかげでエピソード7の時みたいに中弛みを感じる事は無かったけど。

最終決戦へ向かうシーンとか、待たせたな!のシーンとか、お約束なんだけど、やっぱり盛り上がるから好き。あと、クソ雑魚豆腐メンタルが頑張ってた。顔も相変わらずデカかった。素質を持って生まれて良い環境で育ってきたのに、途中でちょっと躓いた所為で落ちて這い上がれなくなるの、現実的で抉られる。躓いたのはルークの所為だけど。というか、やっぱり8のルークのエピソード考えたやつ頭おかしいわ。闇落ちする!危険!怖い!その前に殺したろ!とか、敵の指揮官が父親だったというオチを乗り越えた人がなるもんかね。

光の点滅云々という注意書きがあって、何のことかと思ったら、ボスの自宅の事だった。本当によく点滅してるもんだから、眩暈回避の為に画面の直視が出来なくて大変。

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登場人物が揃ってクソバカクズで、こんなんでどう面白くなるのか不安だったけど、ゲームの中に入ったらちゃんと面白かった。外見と中身の違いが絶妙。単純に現実と正反対なわけじゃないのが良い。吹き替えだと会話のテンポが良くなって更に面白い。意地でも遊んでもらおうと、媒体までも変えるジュマンジにフフっとなる。頑張りすぎて双六テイストが全く無くなってしまって寂しくもあるけど。

こういう話のお約束、皆がそれぞれ成長する、というのは残念ながらなかった。色々変わって印象が良くなったのはギャルくらい。アメフトは自分勝手で良い奴とは思えなかったし、主人公も最後までヘタれで印象は良くならなかったし、ヒロインも特に変化なかった。あと、最初の青年が別キャラになってもジジィで出てくるのを期待していたので、普通に青年キャラで出てきてちょっとガッカリ。初代のロビン・ウィリアムズ登場時の衝撃が凄かったから、そういったものを期待したんだけどな。

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T1とT2を混ぜて敵のチート能力とアクションを大量にぶち込んだ感じ。2以降の続編やスピンオフの中ではかなり良かった。終始、捕まりたいのか馬鹿野郎と思う逃亡劇ではあったけど。あと、サラ・コナーが息子を守る強い女から、口の悪い擦れた婆様になっていて(理由はあるんだけど)、一人世紀末状態だった。

T2で液体金属を出してしまったがために、それ以降はもう液体になるのが当たり前で、通常物理攻撃ではどうにもならないんだろうなという諦めが見ていて凄い。銃や爆弾での足止めも大して効果が無いし。しかも、根源を処分しないとまた同じ未来から機械が送られてくるし、根源を潰しても新しい未来から機械が送られてくるしで、あの世界は素直に滅ぶか、人間全てにEMP兵器を用意するしかないと思う。

基本的には鈍器で殴るのが一番有効だったり、恒例の全裸時空移動は空から放り投げる式になったり、どうあがいてもVS機械の未来は消えなさそうだったり、普通の人間のヒロインと婆様がやたら頑丈だったり、サラ・コナー物語としてなら続編だけど、ターミネーターシリーズとしてはスピンオフだったりと、思う事は色々とあるけど、娯楽映画だから文句は全くない。