映画祭り

B級じゃないかもしれないけど。

『ダークレイン』
ホラー映画で「子供の超能力で登場人物が次々と同じ顔のオッサンになる」展開をOKしたのはどこの馬鹿だ。モッサリな髭と頭髪を備えた人のよさそうな顔をババーン!と出されてもギャグでしかないんだよ。せめて顔が溶けるとかさ、普通の怖い演出ってあるだろ。ネタになるだけマシだけど、久々にクッソつまらない作品だった。

『クローバーフィールド/HAKAISHA』
そうだ、地球防衛軍、やろう。登場人物は一般人なのに、意地でもカメラを止めないし手放さないのが凄い。どうしてこんな状況で、そこまでカメラに執着できるんだろうか。

『クローバーフィールド・パラドックス』
これといった希望もなく完全にバッドエンドだけど、異次元に行った辺りから切り離された手が動き出す辺りまではワクワク感があって面白かった。でも、違う次元の存在だろうと自分の子供に会えるなら、元の次元の旦那も、亡くなったとはいえ実際の自分の子供もどうでも良い的な思考になる主人公はちょっと無理。

海外映画

虚しさもありつつ救いもある良い映画だった。でも、虐殺がエグくてしんどい。救出戦は緊張感があって面白い。戦闘中のランボーの登場や移動がホラー的な所為で、映画の意図とは違うところでドキドキする。言われた通りに行動しなかったり、平和ボケで綺麗事ばかり言う馬鹿共が鬱陶しい。あと、下手な歌が本当に下手で耳障りだった。良い映画なのに、敵のボスポジションの動きが偶にナヨっとしているせいで、少年相手にやる側だったのかやられる側だったのかと凄くどうでもいい事が頭を過る。あいつが同性愛者という設定は必要だったんだろうか。

海外映画

序盤の雰囲気的にオサレアクションの馬鹿路線なのかと思ってたら、中盤以降はひたすらシリアスだった。そして、意外と切ない恋愛の話だった。恋愛というか、戦いで絆を深めた仲間というか。まぁ、設定自体は馬鹿なんだけど。

怪力で頑丈で天然で頑固なのに、決して馬鹿ではない主人公が良かった。アクションもアマゾネスらしく、やたらと逞しい肉体派な動きで面白かった。でもこれ、ゼウスが死んでる設定みたいなんだけど、万能ポジションの神様がそんなんでいいの。アレスはお世辞にも強そうとは言えないジーチャンだし、そんなアレスにゼウスは殺されちゃってるみたいだし、古の神様の扱いがちょっと雑。

海外映画

ながら見をしようと吹き替えで見たら掛け合いが全く面白くなかった。メイン二人の声が気取った演技になってる所為で勢いがない。字幕にして最初から見直したらちゃんと緩急ある掛け合いだった。まぁでも、コメディ要素もちょっと居た堪れなくなる笑いだったり、下ネタがちょいちょいあったり、求めてるのはドタバタコメディなのに中途半端にアクションがあったりで、字幕だろうが吹き替えだろうが微妙な映画ではあった。

クリスが外見通りの筋肉馬鹿だったのと、メカニックがオズの曲をワンフレーズ歌ったのは個人的に嬉しかった。あと、クリスのアホ顔ダンスの所為でエンドロールを真面目に見てしまった。凄く良い笑顔で怒涛のクリス押しをしてくるものだから、何だか面白い映画だった気がしてくる。絶対気のせいだけど。

海外ドラマ

面白いだけにどんどん見てしまうんだけど、その分、終わりが近づくのが寂しい。ウィーバー先生が結構な頻度でやらかす、大した病気じゃないから退院させろと患者を切り捨てて、その患者が大抵酷い状態になって戻ってくるやつ、特に何のしっぺ返しもなく終わるからもやもやする。自分の信念の為に捨て身な登場人物が多い中、信念よりも保身第一で、それを周囲から目立って非難されるわけじゃないのももやもやする。文化の違いなんだろうな。あと本当、患者にクズが多かったりメインの登場人物が割とよく死んだりして、日本の医療ドラマとの違いに驚く。日本はそうそうメインの医者を殺さないし、クズの患者が改心せずクズのまま終わる事も滅多にないと思う。