映画祭り

『ブラッド・ブレイク』
ストーリーにも画面にも動きがない所為で眠くなる。やっと牢屋の外に出て画面に変化が出始めた頃にはオチも読めるしどうでもよくなってくる。ただひたすらつまらないとかではなく、面白くなりそうな要素があるのにそれをうまく扱えていない感じ。アルバトロスの信頼の凄さに震える。

『オキュラス 怨霊鏡』
ビックリドッキリの怖さはないけど、なかなか良い鏡無双映画だった。序盤、姉の記憶と弟の記憶のどっちが正しいのかはっきりしなかったり、終盤、何が現実で何が過去で何が幻覚なのかが分からなくなったり、ホラーお約束のバッドエンドだったりで盛り上がりも充分あった。ただ、姉が勇ましいことを言っておきながら、結局は終始鏡に翻弄されているだけだったのが残念。もう少しやり返せる要素があれば、最後の絶望感も際立ったのに。

『ザ・パック 餌になる女』
主人公が猟奇殺人者か拷問マニアに囚われて酷い目に合う話だと思って身構えていたら、割と普通にゾンビが出てきてポカンとした。ゾンビバトルとゾンビサバイバルを足して10で割って水を大量に注ぎ込んだうっすい話。

海外映画

スターク社長のダメ人間っぷりを改めて実感できました。誰がメインの映画だよこれ。社長は人間性に問題があるんだから、大人しく金とアイデアの提供だけしておいて、他は専門家に頼めばいいのに。スパイダーマンに対しても悪役に対しても、空気は読めないし、他人を思いやる気持ちには欠けてるし、本当、対人間に関してはクソだな。適役の悪落ちするきっかけには同情しか出てこない。

サムライミ版と違って大分子供らしく見えるので、調子に乗った行動を取ったり、格好つけてたりしても穏やかな気持ちで見てられます。サムライミ版は、設定は高校生~大学生のはずなのに、童顔のいい年したおっさんが超人的な力を手に入れてはっちゃけてる感が凄かった。居た堪れなくてスクリーンから目を逸らす事もあったくらい。今回、勉学に関する頭の良さが際立ってた事もあって冴えない童貞感が弱くなってたけど、それでもやっぱり恋愛でグダグダしてる所なんかは鬱陶しいなと感じました。サムライミ版でもそうだったけど、学生のグダった恋愛要素いらんわ。

私の老いた目ではカメラの動きについていけないところもあったりしましたが、それでも、画面がぐわんぐわん回転して目を回すことが無かったので助かりました。テンションの上がるオサレアクションがなかったのが残念。そういえば、スパイダーマンって視力と聴力に優れてるんじゃなかったっけか。わざわざスーツの能力に頼らなくても、普通に遠くの声も聞こえる気がしたけど……記憶違いかな。

海外映画

シナリオは、どこぞの「アーサー王は女だったんだよ!!」と同レベル並みに酷い。でも、アクションや、取り敢えず色んな物をぶっ壊しとけ路線は相変わらずだったので、安心して見れました。オプティマスはポンコツなのにやたらと持ち上げられるカリスマうんこ化が酷くなってるけど。「オプティマスはやっぱすげーや!」とか、「こんな時にオプティマスがいたら……!」とか言われる度に、あのうんこに何が出来るんだろうと複雑な気持ちになるから、そろそろ彼がちゃんと真面目に活躍するストーリーを作ってもらいたいです。司令官コンボイは酷い天然だけど、一応、メインヒーローなんだよ。故郷に帰った途端に何となく洗脳されて、バンブルビーの声を聞いたら何となく洗脳が解けるとか、ポンコツ過ぎて涙が出るわ。

オプティマスはあまりにもポンコツ過ぎて、ブチ切れた騎士たちにボコられるし、バンブルビーは出てくるだけで可愛いし、新キャラは悉く頭が沸いてるし、今回は今までよりもコメディに特化していたので、バカ映画好きとしてはかなり満足度が高いです。ただ、クライマックスが複数回ある所為で、落ち着いた時に映画自体の長さを感じてしまい、これから敵の本拠地に突入だ!の辺りで、俺たちの冒険はまだまだ続くエンドになるのではと本気で不安になりました。あの時点で2時間半以上経ってる感じがしたんだよな……。

ロボットたちの変形アクションはどうしてあんなに無駄に回転するんですかね。無駄な回転好きにはたまらないけど、そうやって回転する事によって誰かが巻き添えにならないかと冷や冷やします。あ、今回は一般市民が逃げ惑うシーンが無かったので、エキストラによる格好良い避けアクションがなかったのが凄く残念です。大規模アクション映画を観る時の楽しみになってるのに。

ゲーム感想

半年ぶりくらいに討鬼伝を起動しました。武器開発の種類解放の為に、極のシナリオに入るまで全然手を付けていなかった集団任務の続きをやっているのですが、かなりしんどいです。1体倒すのに15分もかかる大型鬼とただひたすら戦うだけで面白くもないですし。しかも数十戦。目的の武器解放に必要なのは進行度だけだから、必須任務だけこなして進行度を上げていけばいいのは分かっているけれど、変に拘って全任務をやってしまうもので。素材集めという目的もあると言い聞かせているけど、眼精疲労からの頭痛も出てくるし、そろそろ限界。

海外映画

トラウマ製造映画として名前がよく挙がっていて、かつ、友人からのおすすめもあったので。

重い内容かつ淡々と進むから結構しんどいけど、巻き添えを食った一般人が拉致されてとかじゃなく、敵対組織に所属していて覚悟の上だったというのが個人的にはまだマシだったかなと。何の罪もない一般人が同じような目に合ってたら、多分、途中で飛ばしてた。直接描写がなかったのも助かった。

ラストの展開と手紙はかなりのえげつなさだった。愛するという選択をした割には全方向に砲弾ぶっ放してるのが恐ろしい。だって、あれ、親だと分かってないどころか洗脳されてたんだろ。だから、親子ほど年の離れた女相手でもやれたんだろうし。そりゃ、洗脳されてたからって、やった事全てが許されるわけじゃないけど。それにしたって、双子にまでダメージを与える必要があったんだろうか……。うーん、もやもやする。