ホラー・オカルト

ビックリドッキリホラーだけど、基本的にはジメジメした雰囲気で悪くないのに、シチュエーションとか演出がちょいちょいギャグで雰囲気をぶち壊してくる。あと、片耳イヤホンだから何とか耐えられたけど、効果音がクッソ煩い。

現在と過去が交互に進んでいる所にもう一つ過去があった事に全く気付いていなかったので、最後の種明かしが楽しかった。服があからさまに違うし、全員が同じ画面にいる気がしてたけど、絶対に皆一緒には顔出ししてなかったし、憑依される子が持ってるスマホも違っていたし。さすがに、カメラマンの顔が不自然に出てこない事や録画画面がシーンによって違う事なんかは気づいていたので、カメラマンと女の子が橋の噂絡みで何かあるのかなと斜め上の予想はしていたけど。

映画祭り

『キック・アス/ジャスティス・フォーエバー』
コメディを装いつつシビアでエグい内容は構わないんだけど、で?となる下ネタが辛い。自業自得でボコられるのも別に良いけど、ほぼ無関係の人が見せしめでボコられるのはキツイ。文章でストーリーを把握してアクションだけ見れば良いと思う。

『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』
思った以上に馬鹿映画していて楽しめた。悪役が主人公の映画にありがちな、中途半端な善人化があるんじゃないかと不安だったけど、最後まで頭のおかしい人のままだったので安心した。

『グリーン・ホーネット』
主人公が周囲のサポート無しでは何の役にも立たないガチクズで面白くない。馬鹿の度が過ぎてオモシロにもなってないし、何を楽しんで観ればいいのか分からない。敵のオッサンの方が余程真面目にコメディしてた。

ホラー・オカルト

感想をいくつか見たら凄くボロクソに言われていたので、どれだけクソ映画かと思ったら、普通に面白くて何だか拍子抜けした。退屈で飛ばす部分は確かにあったけど、それ以上にワクワク感があった。一応、終盤に前作要素を入れてはいるけれど、ホラー的な怖さは全くないし、そもそも、人間と化け物の能力バトルものなので、シャイニングの続編を期待していた人には物凄いクソ映画だとは思う。

ヒロインの少女がガチクソ強いので、少女が主人公のアメコミ映画を見ている気分だった。敵のボスに自分から接触を図った上で初手吹っ飛ばしを食らわせるし。ダニーに体を使わせたらダニーの能力まで強くなるし。設定と大まかな流れは同じだけど、どんより感が原作とは全く違っていて、映画の、何か丸く収まった風だけど、確執や悲劇が多めで薄暗い余韻のある感じが逆にキングっぽかった。

ホラー・オカルト

『インシディアス』
効果音が煩くて音ではビックリするけど、映像としてゾっとする部分は殆ど無い。ただ、ダースモールみたいな赤い顔の悪魔は完全にギャグなのに何か苦手で、出てくる度にビクっとなった。ちゃんと解決していないので、謎が解けてスッキリする感じが少ない。

『インシディアス 第2章』
いつも通り効果音とBGMのバランスがおかしいので、スピーカーか片耳イヤホン状態で見る方が耳に優しい。今作もジジィとババァが頑張っていて微笑ましく見ていられた。悪霊退治が完全に力技なのもスカっとする。インシディアス後編という感じで、1作目のモヤモヤした謎が解けていくのが面白かった。でも、あの悪霊がブチ切れながら物理攻撃してくるのは笑わせにきてるとしか思えないし、ダースモールと違って顔が苦手じゃないので、悪霊飛び出しポイントに対するドキドキ感はかなり少ない。

『インシディアス 序章』
今回も効果音は無駄に煩い。インシディアスシリーズとしては3作目だけど、内容は1の前日譚なので、1を知っていれば何の問題もなく見れる。ババァvsババァにババァvsジジィ、更にババァvs悪霊と、ババァ好きにはたまらないクライマックス。

『インシディアス 最後の鍵』
ホラー演出以外でもちょいちょい効果音の音量がおかしくて、普通に煩い。1作目からずっと登場するエリーズ好きには、彼女の過去が分かって面白い。エリーズ好きでなくても、彼女の過去に絡めてサスペンスを楽しめるので悪くないと思う。エリーズが過去のトラウマを払拭できて何よりだし、カーチャンは死んでも心強いし、単なるヘタレだと思っていた父親が本当はまともな人で安心した。今回はババァvs悪霊だけでなく、人間vs人間、幽霊vs悪霊も楽しめる。あと、1作目へ続くエンドの所為で、ダースモールそっくりな赤い顔の悪魔がちょっと顔出ししてくるけど、あの顔、ギャグ顔なのに何故か苦手だから出てこないでほしい。

海外映画

男性時の姿が胸を平にして髭と男性器を生やしただけという、割と雑な姿だった。腕と背中から腰にかけてのラインが女性的な綺麗さなので、男性というには無理がある。折角、男の時も女の時も裸を晒しているのにちょっと残念。元々、中性的な男という設定だったら、男性時のシーンを女性のキャストでやってもここまでの違和感はなかったかもしれない。

もっとがっつりとアクションがあると思っていたら会話シーンがメインだった。殺し屋の独白の合間に、復讐としてちょっとした銃バンバンがある程度。あとは医者と精神鑑定の人の会話くらい。そんな感じなので、最初はネタにもならないダメ映画かなと思ったけれど、過去の殺し屋の話と現在の医者のシーンを交互に描きながら繋がりをジワ見せしてきたり、医者の思考がそもそもおかしい所為で、実は主人公は存在しないんじゃないかと疑わせたり、意外に結末が気になる展開だった。